イーロン・マスクやジェフ・ベゾスの顔も… 1本1400円の「大富豪アイス」が人気
お騒がせアーティスト集団の最新作は「大富豪の顔」をしたアイス? エアロスミスの名曲のフレーズにひっかけ…。
ブルックリンのアーティスト集団が、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスなど大富豪の顔を模したアイスキャンディを販売した。その内容に賛否両論あるとして、『Wink News』『CBS News』などの海外メディが報じている。
■「金持ちを食っちまえ」
話題となっているアイスは、大富豪たちの顔そっくりに作られた。ニューヨークとサンタモニカのフードトラックで、短い期間だけ販売されたという。
販売の際のキャッチコピーは、エアロスミスの楽曲と同じ『Eat The Rich(金持ちを食っちまえ)』。SNSを中心に大きな人気を博したという。
■富裕層をからかうのが目的?
アイスの顔ぶれは、じつににぎやか。イーロン・マスクやジェフ・ベゾスをはじめ、ビル・ゲイツやジャック・マーなど、名だたる世界の大富豪が並ぶ。
企画をしたニューヨークのアーティスト集団「MSCHF」は、世界に不平等が広がる中、最も裕福な人々をからかうことが目的だったと語っている。そして、アイスが好評で瞬く間に売り切れた現在、「これ(アイス)を拡大するつもりはない」と述べた。
■アイスが高すぎると批判
このアイスは多くのフォロワーを持つインフルエンサーによって拡散され、MSCHFの思惑通り大きな話題を集めた。一方で、アイスには1本で10ドル(約1,400円)という高額な値段がついていることから、SNSでは批判の声も多く上がっている。
「資本主義を皮肉るために高額のアイスを売るのは矛盾している」「インフルエンサーに10ドルでアイスを売るのは極めて資本主義的」などの反応も見られた。
■異色作で話題に
MSCHFは、これまでにもさまざまな作品を世に送り出してきた。実際に人間の血が含まれている靴『サタンシューズ』を発表したこともあり、ナイキから訴訟を起こされている。
また、半自動小銃AR-15を溶かして剣を作り、メトロポリタン美術館の募金活動の目玉になったことも。何かと話題性には事欠かない集団なのだ。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)