セブン、からあげ串が4個→3個になっていた 理由を本社に”直撃”すると…
セブンのからあげ串に「異変」が。個数が減ったのには、理由があって…。
噛んだ瞬間にあふれる肉汁、程よいスパイス──。セブン-イレブンのホットスナックコーナーにあるからあげ串は、かねてから多くの人に愛されてきた。
ただ、よく見ると串に刺さったからあげが以前より少なくなったのをご存知だろうか。それには、「意外な理由」があって…。
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■ピクニックで気付いた「異変」
7月の3連休、天気が良かったため、記者はおにぎりとセブンで買ったからあげ串を持って、都内の公園でピクニックをしていた。おにぎりを頬張りながら、からあげ串を食べる。
昔から変わらないおいしさを噛み締めていたのだが、ふと串に刺さっているからあげの個数が少なくなっていることに気付く。以前は4個刺さっていたのだが、3個になっている。
そういえば、ここ数年、セブンのホットスナックコーナーにあるものを食べていなかった。記者がからあげ串から遠ざかっていた間に何かあったのだろうか…。
■からあげ棒とからあげ串の違い
セブン好きならご存知かもしれないが、同店にはからあげ棒とからあげ串がある。記者が大学生だった10数年前、セブンでアルバイトをしていた友人に聞いたところ、両者の違いはお店にフライヤーを置いてあるか否かだという。
フライヤーを置いて油で揚げることができるお店ではからあげ棒、置いていないところでは電子レンジで調理したからあげ串を販売しているとのこと。現在もこの理由であるかは定かでないが、お店によってからあげ棒、からあげ串のどちらかを販売している。
見た目はどちらも大きな違いはない。上の写真がからあげ棒で、下がからあげ串だ。
ちなみに、記者が食べ比べた感想としては、からあげ棒は衣のザクザクした食感があり、あっさりした味付け。一方、からあげ串はジューシーで肉感が強く、後からピリッとしたスパイスが刺激するやや濃いめの味付けだ。
お値段は、共に税込み180円となっている。
■セブン本社に問い合わせると…
ちなみに、現在もからあげ棒に刺さったからあげは4個となっている。写真左がからあげ串で、右がからあげ棒だ。
からあげ串との個数の違いについて、セブンの本社であるセブン&アイ・ホールディングスに問い合わせたところ、「揚げ物商品における調理機材が異なる約500店舗においては、『からあげ棒』とは異なる規格の『からあげ串』を推奨しております。『からあげ棒』は4個刺し、『からあげ串』は3個刺しです」(セブン&アイ・ホールディングス)と、やはり2つの商品でからあげの個数が異なることが判明した。
■個数が減った理由
昨今、コロナ禍や原材料価格高騰によって多くの食料品が影響を受けている。からあげ串も、それらが背景にあるのだろうか。
「からあげ串は、衣の食感の見直しと肉の食感をより感じていただけるよう、2019年より3個刺しに変更いたしました。コロナや昨今のウクライナ情勢等の影響という事実はございません」(前出・セブン&アイ・ホールディングス)。
なんと3年前から3個になっていた。たしかに、からあげ1個1個は以前より大きくなり、ボリューム感がアップした印象を受ける。ネット上でも、「セブンイレブンのからあげ串1番からあげ感強いと思う」「セブンのからあげ串大好き」「ほかのコンビニのもいいけど、やっぱセブンのからあげ串なんだよな」など、からあげ串を支持する人の声が多数見受けられる。
パワーアップしたからあげ串は、これからもたくさんの人に愛され続けることだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)