日本最南端で作られる「清酒」 沖縄・泰石酒造のこだわりとは
日本最南端の酒造で作られている清酒。作り手のこだわりが詰まった酒をAmazonで手に入れよう。
日本酒の産地といえば、水源が豊かでお米がよく採れる、寒い土地を思い浮かべる人も多いだろう。だが、1年を通じて暖かい南国・沖縄でも、美味しい日本酒が作られている。
■沖縄唯一の清酒を作る泰石酒造
沖縄にある泰石酒造は、創業1952年。創業者は岩手大学で農芸化学を学び、酒造りの場所にあえて沖縄を選ぶ。「酒造りの環境さえ整えれば、沖縄でも美味しい清酒が作れる」という信念のもと、醸造技術を用いて沖縄で清酒づくりに挑んだのだ。
ただし、沖縄の高温多湿の気候は、決して清酒作りには適していない。一般的に日本酒作りは、冬場に集中して1年分の酒を仕込む寒造りという方法が取られる。しかし泰石酒造は季節を問わず一定の環境を作ることで、沖縄ならではの清酒作りに成功した。
■伝統的な手仕込み
また、泰石酒造の酒造りは、昔ながらの伝統を受け継いで手仕込みで行われる。清酒は、杜氏の技と研ぎ澄まされた五感を使い、日ごとに変わる気温や湿度、天候などに合わせて丁寧に仕込んでいく。
これは、一定の環境を作ることができた泰石酒造でも例外ではない。最終的な品質を決めるのは、人の手作業によるからこそなのである。
では、ここからは、そんな泰石酒造が製造しているお酒を紹介していこう。