松のや、うなぎととんかつを合わせた「うな丼」 ”禁断”の組み合わせだろコレ…
土用の丑の日を前に飲食店はうなぎメニューに注力している。松のやのうな丼は他店とひと味違っていて…。
23日は土用の丑の日だ。言わずと知れた暑い夏を乗り切るために栄養価の高いうなぎを食べる日である。
そんな「うなぎの日」を前に、さまざまなお店でうなぎを使った料理を発売しているが、とんかつ専門店の松乃家・松のやではひと味違った一杯を提供していて…。
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■豪華すぎる一杯
13日から、松のやでは「うなロースかつ丼」と「うなヒレかつ丼」を発売している。それぞれ、同店の人気メニューである「ロースかつ丼」と「ヒレかつ丼」をベースにうなぎの蒲焼を合い盛りにした豪華な丼だ。
お値段は、前者は990円、後者が1,090円(いずれも税込み)となっている。牛丼チェーン店でうなぎと牛丼の合盛りは見たことあるが、とんかつとうなぎを同時に食べられる丼はめずらしい。
記者はカツ丼もうな丼も大好きだが、これまでに同じ器に乗せて食べたことはない。
■うなぎと玉子の相性
7月中旬のお昼すぎ、人生初の一杯を食べるため、都内の松のやへ足を運んだ。券売機で「うなロースカツ丼」大盛りを注文。
オーダーして5分ほどで番号を呼ばれ、自分の席に運んでいく。丼には玉子でとじたロースカツにうなぎがしっかり乗っている。
まずは、うなぎからいただく。ふわふわした身の食感の後に強烈な旨味が押し寄せてくる…。うなぎにはたれがしっかりかかっていて、出汁の効いた玉子ともよく合う。
■ジューシーすぎるカツ
普通ならこの後もうなぎとご飯を食べて終わりだが、今回はとんかつも入っている。期待を寄せながらかつを頬張る。
噛んだ瞬間、肉汁があふれ、出汁の甘味が染み込んだ玉子、柔らかい玉ねぎと合わさって最高だ。カツは厚みがあり、食べ応えも十分。上に乗った三つ葉の香りもよく、箸が進む。
ちなみにこの丼には、味噌汁と漬物が付いているのだが、この漬物がまたウマい。厚切りの大根にほどよい塩気とゆずの香りが染みて、あっさりしている。
とんかつとうなぎとそれぞれしっかりした味付けなので、いい箸休めになる。
■「うなカツ」に挑戦
うなぎとカツをそれぞれ半分ほど食べて、「禁断の組み合わせ」に挑戦する。厚みのあるカツの上にうなぎを乗せるのだ。人生でこの2つを同時に口に入れるのは初めて。
期待と不安を胸に、「うなカツ」を食べる。最初はとんかつのジューシーな脂が口の中を支配するが、後からうなぎのコクが押し寄せてくる…。これ以上ない最高の贅沢だ!
土用丑の日は明日。毎年うなぎだけ食べるのに飽きてしまった人は、松のやで「禁断の組み合わせ」に挑んでもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)