「教える学生がいないのに給料もらえない」 教育熱心な大学助教授が驚きの抗議
新型コロナウイルスのパンデミック下で、耐えかねた大学助教授がある行動に出た。
■大学側の言い分は「根拠なし」
一方で同大学のマノージ・クマール校長は、ララーンさんの「学生出席ゼロの主張」には根拠がないと主張している。
新型コロナウイルスのパンデミックのため、約2年間にわたり授業は中断していること、ララーンさんからの「異動願い」も受けておらず、授業のあり方に対して「注意を払った」というのだ。そのため大学側は、ララーンさんの給料返金について受け入れていない。
こうした状況を受け、ババサヘブ・ビムラオ・アンベードカル・ビハール大学のRKタクール副学長は、「この問題に対して調査をする」と述べている。
■パンデミックは学問にも打撃
インドでは、新型コロナウイルスにより2年間はすべての学校や大学が閉鎖され、オンライン授業に切り替えられた。
しかし、ビハール州のような田舎や貧困層の子供たちが通う学校や大学では、パソコンを用いるオンライン授業の導入は難しく、授業を受けられない学生や、退学をする学生も多いという。
・合わせて読みたい→質問がしづらい大学の講義が一変? 准教授が実践した「ある方法」が話題に…
(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)