茂木健一郎氏、安倍元首相国葬の問題点を指摘 「プーチン大統領が…」
国論を二分している安倍元首相の国葬問題。しかし脳科学者の茂木健一郎氏は、最大の問題点がロシアにあるとし…。
■国際的非難の中で来日?
「僕が見るところの、国葬の最大の問題点はここにあるという点があるんですね」と前置きした茂木氏は、各国要人の弔問でロシア・プーチン大統領の来日を予想する。
「これは扱いが難しいと思うんですね」と語ると、「ていうのは、プーチンさんは、今、ウクライナに対する戦争行為において、国際的には戦争犯罪を犯してるというふうに見なされていると」と状況を説明。
続けて、「具体的な政治日程・外交日程の中で、ひょっとすると日本に来るのが、プーチンさんの戦争開始後、実質的に最初の外交日程になる可能性があるわけですね」と指摘した。
■日本政府は「難しい判断を迫られる」
また、可能性としては低いとしながらも、「プーチンさんの身柄を拘束しろみたいな圧力がかかる可能性もあると」と危惧(きぐ)した他、「プーチンさんに危害を加えようとする警備のリスクもあると」とも懸念。
「本来、弔問外交ってものは、穏やかに友好的に行われるものだと思うんですけど、プーチンさんと顔を合わせたくないって首相・大統領もいると思うんですね」と国際関係に触れ、弔問の意向を示したとき、日本政府は「非常に難しい判断を迫られることになる」と推察した。