参院選『選挙特番』太田光が奏功し、橋下徹氏が振るわなかった理由 論客型の台頭
各局の選挙特番にそれぞれ出演した太田光と橋下徹氏。両者の明暗について考察する。
■結果を出した太田
結果、同番組の個人視聴率は、テレビ東京やテレビ朝日と並んで2位の4.1%となった。太田の起用は、2回目にして功を奏したわけだが、これは大人しかったからだけでなく、太田自体への期待があるからだと思われる。
そうでなければ、SPキャスターに再度太田が決まった時点で視聴率が上がる理由がなく、太田の自由な発言を含めての期待となっているだろう。前回の太田も、完全に否定されたわけではないことの確認となった。
■最下位となったフジテレビ
一方で、視聴率を落としたのが、『Live選挙サンデー』(フジテレビ系)だ。同番組は、宮根誠司と宮司愛海アナウンサーがキャスターを務めたが、番組の看板はゲストの橋下氏といって過言でないだろう。
同番組の世帯視聴率と個人視聴率ともに、それぞれ5.1%と3.1%で、民放キー局の中で最下位。 個人視聴率は、4.1%のTBS、テレ東、テレ朝とさほど差はないともいえる。