「自分の息子じゃなかったから…」 5歳児を幼稚園に置き去りにした父親に激怒の声

まだまだ甘えたい盛りの息子に対し無責任すぎる親が、批判の的になっている。

2022/07/17 07:30

幼稚園

生理学上の血のつながりについて、事情を抱えている家庭もある。だが、子供に罪はない。

このたび、ある父親が身勝手な理由でわが子の幼稚園のお迎えを拒否し、世間から批判の声が相次だという。イギリスの『Mirror』やアメリカの『NEW YORK POST』が報じている。


関連記事:泥酔した父親が9歳息子を絞殺 携帯電話を探せと命じ「モタモタして腹が立った」

■送り迎えはいつも父親

問題となっているのは、中国の広西チワン族自治区に暮らす5歳の男の子とその家族だ。男の子は今年の4月から幼稚園に通い始めたばかりで、送り迎えはいつも父親が行っていた。母親が幼稚園に来たことは一度もなかったが、父子の仲は良く、先生たちからの印象も良かったという。

ところがある日、朝は父親が普段通り連れて来たものの、なぜか帰りのお迎えには姿を現さなかった。

関連記事:「息子が死にました」と嘆く母親 学校が葬儀費用を集るもすべて嘘と判明

■5日間の音信不通

教員は両親の携帯電話に連絡を試みるもつながらず、音信不通のまま男の子はなんと5日間も幼稚園に取り残されてしまった。通園バッグの中には、数日分の着替え一式と携帯電話が入っていたという。

その後、やっと父親に電話がつながったが、「遺伝子検査を受けたところ、息子とは血がつながっていないことが判明した。もう迎えには行きません」と衝撃の言葉が発せられた。

関連記事:母親が生後2ヶ月のわが子を電子レンジで殺害 残忍な虐待行為は日常化か

■「息子をよろしく」

さらに「息子をよろしくお願いします」とだけ伝えられ、電話は一方的に切られてしまった。教員たちはあわてて一家が住む自宅を訪ねてみたが、家はすでにもぬけの殻だった。

これにより、警察が介入する事態へと発展。祖父母に男の子を引き取るよう要請するも、彼らがそれを拒否したため、今週中には男の子の母親が迎えに来る予定だという。


関連記事:プールで溺れた男児を連携プレーで救った父子 関係者たちから感謝の嵐

■世間は怒り心頭

騒動を知った世間は、一家に対して「なんという無責任な親たち。子供があまりにもかわいそう」「5歳児なんてまだまだ親に甘えたい年頃なのに、突然親のいない人生になるなんて…」と相当怒り心頭の様子だ。

また「バッグに着替えと携帯を入れていたのでは、計画性がある」「朝は普通に見えたのに」など、父親の冷たい変貌ぶりにも批判の声が相次いだ。

今回のケースについて、中国の法律ではこの父親が罰せられる可能性は低いが、血がつながった母親に育児放棄があった場合は、最大で懲役5年の実刑判決が下されるだろうという。

・合わせて読みたい→泥酔した父親が9歳息子を絞殺 携帯電話を探せと命じ「モタモタして腹が立った」

(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

【Amazonセール情報】ココからチェック!