日本で一番「語彙力のない」掲示板が爆誕 その背景が尊すぎると話題に…
とある電光掲示板が、語彙力を喪失してしまう事態に…。その背景がまさに、納得でしかなかった。
■当初は掲示予定ではなかった…?
すみだ水族館、赤ちゃんペンギンの可愛さに理性を失った電光掲示板出してて良かった pic.twitter.com/BQsClFJqaF
— リアン (@DsnLiang) July 7, 2022
ツイート投稿主のリアンさんがこちらの光景に遭遇したのは、7日18時ごろのこと。
リアンさんは当時の様子について「ペンギンの水槽を見下ろすエリアで撮影しました」「一人で来ていたので、誰かに面白さを伝えたくて投稿しました」と振り返っている。
微笑ましい表示内容に関しては「『かわいくてすごくかわいい』を大ニュースとしてお知らせされた感じがして、思わず笑ってしまいました。電光掲示板の他の内容も含め、飼育員さんの愛情を深く感じました」と笑顔のコメントを寄せてくれたのだ。
なお水族館側に話を聞くと、こちらの表示は半ばイレギュラーな形で登場したようで…。
■既に「小悪魔」の兆しある赤ちゃんも
件の「かわいくてすごくかわいい」は、1日から表示開始になったものであると判明。
表示までの経緯について、すみだ水族館の担当者は「こちらは元々、6月30日まで実施していた『10年分のハッピーニュース展』という企画展のためにとりつけた電光掲示板で、当初は企画の終了とともに外すことも検討していましたが、現在準備中の夏の企画でも使用することになり、その間に何かメッセージを流すことになったのが経緯となります」と、詳細なコメントを寄せてくれたのだ。
続いて、水族館並びに、来館客らの語彙力をも奪ってしまうこと間違いなしであろうペンギンの赤ちゃんらの詳細を尋ねると、それぞれの名前には、水族館の熱い思いが込められていることが明らかに。
担当者からは「今年10周年を迎えるすみだ水族館に大きな喜びを運んでくれたことから『だいふく』と命名しました」「続いて2羽の赤ちゃんが誕生しまして、『だいふく』から喜びの輪が広がり、赤ちゃんたちが多くの皆様とのご縁を繋いでくれる存在になってほしいという思いから、 後から生まれた2羽の名前は『だいふく』と同じく『丸い輪・円』をイメージさせる『こまり』『しらたま』と命名しました」という回答が得られたのだ。
なお3羽とも性格は見事バラバラで、だいふくに関しては「好奇心旺盛で気が強そうなのですが、打たれ弱くて何かあるとすぐ飼育スタッフに甘えてきます。ツンデレなのかもしれません」とのこと。
こまりについては「どんなに周りがうるさくても、よく食べ、よく歩き、よく寝るため、マイペースな性格かもしれません」という微笑ましいコメントが。
そして、しらたまは「3羽の中では一番よく鳴きます。気配に敏感で、飼育スタッフを見つけるととにかく鳴いて構ってアピールをしてきます。自分がかわいいことはすでに自覚してそうです」とのことで、既に小悪魔の素質が芽生えていそうである…。
暗いニュースが続く昨今だが、ぜひすみだ水族館の生き物たちに癒され、存分に語彙力を失ってみてほしい。
【施設詳細】
「すみだ水族館」
東京都墨田区押上1丁目1番2号 東京スカイツリータウン(R)5F、6F
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)