ジェットコースターで乗客の携帯電話が吹っ飛び… 8歳少女が顔に10針縫う大怪我
一家はシーズンパスを持っていたが「遊園地の対応はひどい。もう2度と行かない」と話している。
遊園地のジェットコースターなどスリルライドを利用する際に厳しく求められるのが、ポケットの中身も含め、所持品のすべてを所定の場所に置いてから乗るということ。
それを守らない客のせいで恐ろしい事故が起きたことを、アメリカの『abc7 News』『NBC Los Angeles』などが伝えた。
■8歳少女が顔面に大怪我
事故はカリフォルニア州サンタクラリタ郡にある「シックス・フラッグス・マジック・マウンテン」という有名な遊園地から伝えられた。
先週末、リバーサイド郡から家族とともに訪れていたエヴィー・エヴァンスちゃん(8)が、人気のジェットコースター「ツイステッドコロッサス」に乗った際、顔面に大怪我を負った。
■傷口を10針縫う
スリルライドの利用客は、バッグのみならずポケットの中身まで、すべての所持品を指定された場所において乗り込むもの。だが、エヴィーちゃんと一緒のコースターに乗り込んだある客は、走行中に撮影しようと携帯電話を持っていた。
そして運転開始からわずか数秒後、客の手から滑り落ちた携帯電話はエヴィーちゃんの顔面を直撃。治療のため向かった病院では、CT検査の後、傷口を閉じるため10針縫う必要があったという。
■「この程度なら大丈夫」
エヴィーちゃんと一緒に乗っていた母親のデラ・ホワイトさんは、「何かが娘の顔に飛び込んできて、直後に娘は顔を手で覆いました」「でもコースターの勢いが凄すぎて見てあげることができず、運転を終えて止まったとき、娘の顔はすでに血まみれでした」と話している。
また父親のジョシュ・エヴァンスさんは、メディアの取材に「シックス・フラッグスの人々は誠実さに欠けている」と批判。医務室も事務局も「この程度なら大丈夫。ささいなこと」と言うばかりだったそうだ。
■「もう2度と行かない」
メディアの取材に応じたシックス・フラッグスは「安全な利用のための決まり事を、書面および口頭ですべての乗客に呼び掛けています」と説明。事故の責任はと当事者の乗客にあると言いたげな様子だ。
シーズンパスを持っていたエヴァンスさん一家だが、「娘はもうジェットコースターが怖いと言っています」「客の事故に無責任で無関心なあの遊園地に行くことは、もう2度とないでしょう」と話している。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)