手越祐也、「余裕がなかった」独立から2年… ソロデビューでの”意外な苦労”

手越祐也がSirabee初登場!独立後の心境や今後の仕事について語って…。

手越祐也

「あの会見をしたのが5年前くらいに感じますよ」──。2020年6月にジャニーズ事務所を退所した手越祐也。彼に、いまの心境を尋ねると笑顔を見せる。

独立後の仕事、ボランティア、ソロライブ…。Sirabee初登場の手越が語り尽くす!

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■スピード感を持った仕事

手越祐也

20年6月19日にジャニーズを辞め、その4日後に「スーパーポジティブ」な会見を開き話題を呼んだ手越。独立以降、スピード感を持って仕事ができていると話す。

「こんなイベントをやりたいと思ったり、ファンの子から『こういうのを見たい』と聞いて、周りのチームに提案したらすぐに会場を抑えてくれます。今までは言われた期間、場所で全国ツアーの会場を用意され、リハーサルをして本番を迎えるという感じでした。もちろん、それも楽しかったのですが、自分の性格に合うのは今だと思います」。

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■ボランティアへの思い

手越祐也

手越は独立前からボランティアに対する思いが強かった。いまもその思いは健在だ。

今年3月には福島県の中学校をサプライズ訪問したり、福岡県で行われた日本大学の卒業式に足を運び、学生たちを元気づけている。「アーティストやタレントとして人前に立つ意味を考えた時、人を笑顔にしたり、夢を与えることだと思うんです。日本は災害が多く、数年に1度大きな地震が来たり、台風や火山の噴火が起きてしまいます。そういう時、実際に現地に行って景色を感じて接しないと、被害にあった人の気持ちは分かりません。学生の卒業式もビデオメッセージを撮って送ったほうが楽かもしれません。でも、現地に行って自分の経験を語って、みんなに夢を持ってやりたいことにチャレンジして欲しいんです。逆に、学生たちからパワーをもらっています。中学生、高校生たちの屈託のない目や終わった後に送られてきたお礼のメッセージを見ると、自分が忘れていた気持ちを思い出すし、俺もそういう目を持ち続けなきゃいけないと思うんです」。

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■「負荷が全然違う」

アーティストとしても精力的に活動している。21年7月7日に初のデジタルシングル『シナモン』をリリースしてソロデビューを果たし、6ヶ月連続で新曲を出し続けた。

今年1月から4月まで初の全国ツアーも開催。「全国と名のつくツアーをやるのは3年ぶりくらいでした。地域によっては家族からコロナ禍で東京で行われるコンサートに行くことを止められる子もいると思ったので、こっちから会いにいこうと考えたんです。オンラインで高いクオリティーのライブを届けられるようになったとはいえ、やっぱり実際に来てもらって生の音とダンスを見て、日頃のストレスを吹き飛ばして夢を持って欲しい。俺はこのステージに立つためにこれからも生きていくと思えたし、この場所が好きだと実感できました」。

自分の自信につながった一方で、ソロの大変さも痛感したという。「一公演にかかる負荷がグループの時と全然違います。簡単に言うと、カラオケに行って4人で一曲回しながら歌うのと、一曲を1人で全部歌うのでは大変さが全然違うと思います。今は4人分の400メートルを1人で走らなければなりません。もちろん、クオリティーを下げるわけにはいかない。1月のツアーでは、踊っていない曲は2曲しかなく、後はすべて踊りながら歌ったので、体力的にも喉の疲労も全然違いました」。


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■意外な苦労が…

手越祐也

グループ時代とは違った「意外な苦労」もあって…。

「当初はファンの子から『ファンサがない』と言われたんです。今まで、うちわに向かってキスやウインクをしていたのですが、それは他のメンバーが歌っている最中にやっていました。でも、ソロだとずっと歌って踊っているので、ウインクをするタイミングがないんです(笑)。ファンの子も最初は『投げキッスしてくれない』と思ったかもしれませんが、俺のパフォーマンスを見て『これはファンサする余裕がない』というのを分かってくれたと思います」。

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■苦しかった時期も…

ソロデビューから1年経った、7日に新曲『OVER YOU』をリリースした。同曲は、作詞・作曲をマイキが手がけ、オンラインゲーム・荒野行動の「2022荒野CHAMPIONSHIP-栄光の刻(とき)」のオリジナルテーマソングとなっている。

手越祐也

この曲には、苦しかった時の思いも込められているという。「歌詞の世界観は、夢を持って走り出している人への応援歌で、俺の決意にも感じられるものです。独立して半年くらいは厳しい声もありました。何でもない人の声は気になりませんが、今まで俺を応援してた人たちからの批判は傷つきました。こうなった経緯や気持ちはすべて話せるわけでもないのですごく悔しかったです。でも、その気持ちを表立って話したり、SNSに投稿するのもおかしいので、耐えしのぐ期間がありました」。


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■「ソロでドームに立つ」

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最後に今後の目標について聞いた。「軸は音楽活動と困った人を元気にするボランティアです。直近の目標としては、数年以内にソロでスタジアムかドームに立つことです。俺は今までやりたいと思った目標が叶わなかったことは一度もありません。サッカーのキャスターをやりたいと思ったら実現させましたし、スタジアムやドームでライブをやりたいと思ったらすべて叶えてきました。だから、必ず言葉で言うようにしています。目標を明確にファンや周りに伝えることで、逃げ道を断つんです。グループに所属しながらソロでドームに立つ人は多いと思いますが、完全なソロアーティストで立てる人は限られています。自分の力で数年以内に立ちたいと思います」。

これからも手越の「スーパーポジティブ」な行動はたくさんの人を笑顔にしてくれるはずだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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