舛添要一氏、日本の要人警護に指摘 「銃対応警護のシフトにはなっていない」
安倍晋三元首相の銃撃事件に関し、閣僚経験もある舛添要一氏が日本の要人警護の対応について指摘している。
■背後から銃撃される
報道によると8日午前11時ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで街頭演説会に参加していた安倍元首相が、演説中に背後から銃撃された。
安倍元首相は病院に搬送されたが、同日昼の時点で心肺停止との情報もある。また、安倍元首相を撃ったとみられる男の身柄も確保された。
■刃物に対する防御を想定
舛添氏は事件発生後、「速報:安倍元首相、奈良県で遊説中に散弾銃で撃たれ、心肺停止状態」と伝え、「テロは民主主義の敵である」とつづる。
舛添氏も2007年から2009年まで厚生労働大臣を務め、全国各地で演説を行った経験があり「私も自分の選挙、仲間の選挙応援で全国を走り回ったが、有権者と接近しようとするために、警備の要請と矛盾する行動となる。しかし、銃のない日本ということで、SPもナイフなど刃物に対する防御が主となる」と明かす。
さらに、「奈良の現場の写真を見ても、銃対応警護のシフトにはなっていない」と指摘した。