映画『こちらあみ子』、井浦新が現場で撮影した劇中スチール&オフショットを公開
写真家としても活動する井浦新が撮影した、映画『こちらあみ子』のスチールやオフショットが解禁。パネル展でも展示される。
■「きっと私はあみ子に憧れている」
長井短(俳優):『こちらあみ子』を読んだ日から、私の中にはあみ子がいて、きつい眼差しで私を観察し続けている。その眼差しが本当にそのまま画面に写っていて、頭の中がまんま再現されてるはずなのに、いざ相対しても結局あみ子のことは全然わからないまま。それがとにかくうれしかった。
ねぇあみ子、頼むよあみ子と思うけれど、頼まれてくれないところがむしろ頼もしくって、きっと私は、あみ子に憧れているのだ。どこに? って、そりゃ、わたしだけのひみつじゃ。
奈良美智(美術家):あみ子を、子供たちを、僕は確かに知っていた。映画が終わり、闇の中から歌声が流れ始めるとき、子供たちの顔が浮かんでは歌の波間に消えていく。そして、大きな世界はゆっくりと開かれていくのだ、彼らのために、かつての僕らのために。
■「自分の中のあみ子を肯定したい」
冬野梅子(漫画家):あみ子はうざい。でもあみ子をうざがることに罪悪感がある。だから遠ざけたくなる。さらに女の子だから、今後は清潔・朗らか・気配りも期待されるかもしれない。仮にそうした教育を徹底したら…社会に馴染めるかもしれないが、それは幸せなんだろうか。ずっと考えてしまう。
山本奈衣瑠(モデル・俳優):あみ子、あみ子。あみ子と友達だったら 一緒にインド人するし、側転のやり方教えてもらう。大好きで何度も原作を読んでいたけど、あの本の中のあみ子がちゃんとスクリーンの中にいた。会えたことがとてもうれしかった。あみ子のことを好きと思うことは自分の中のあみ子を肯定したいからかもしれないけど。あみ子。
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(文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)