3時間心停止した男性が奇跡の生還 悪天候の登山で体温が18℃まで低下も…
絶望的な状況から目覚めた男性は、現在では軽いランニングができるほど回復したそうだ。
■交通事故にでもあったのかと…
緊急搬送されたトミーさんの深部体温は18℃しかなく、即座にECMO(体外式膜型人工肺)に繋がれた。医師が蘇生は厳しいと感じる絶望的な状況の中、5日間の昏睡を経てトミーさんは目を覚ましたという。
倒れてからの記憶が全くなかったトミーさんの最初の一声は、「コーラをくれ」だった。また、ICU(集中治療室)に入院しているという現状を把握すると、交通事故にでもあったのだろうと考えていたそうだ。
■奇跡の回復劇
現在では手足に残る神経ダメージを除き、回復しているトミーさん。救助隊は「奇跡ですし、救助に関わったすべての人の高いプロ意識の賜だと思います」と語っている。
いかなる理由があっても荒天の中での登山は、救助に向かう人々の命すらも脅かす危険があるという認識が必要だろう。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)