これ激ウマい… 約300年前の「古の調味料」でそうめんが劇的進化とげる
江戸時代、庶民のスタンダードだった麺つゆ「煮ぬき汁」。これでそうめんを食べてみた。
■味噌の香りが一気に…
小さなお椀にトクトクと注いでみると、味噌の良い香りが一気に広がる。液体はとろみがあり、よく麺と絡みそうだ。
この商品は2倍濃縮タイプなので、このままでは塩辛すぎるため冷水で割る。色がちょっと薄まった。そこにネギなどの薬味を放り込み、茹でたそうめんをサッとくぐらせ一気にすすり上げた。
■甘みとまろやかさ
じっくり味わってみる。汁をまとった麺からはほのかな甘みとまろやかさが際立っており、非常にウマい。想像以上に塩辛くなく、そうめんの味を邪魔することなく、汁も個性を出しているといった感じだ。
ネギやわさび、しょうがなどの薬味を入れたが、その味も消えてはいない。優しく全体を包み込むイメージの味わいに感激した。餅や焼いたはんぺんなどにも合いそう…!
普段と違うそうめんやもりそばを楽しむために、江戸の食文化を体験できる煮ぬき汁も一考である。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)