湿気で髪がまとまらない… 解決するには「あのタイミング」が重要だった
じめじめして髪がまとまらないこの時期。身近なケアが重要で…。
「湿気で髪が爆発してる」「髪の暴走が止まらない」──。じめじめした暑さに見舞われる中、ネット上では髪がまとまらないことを嘆く声があふれている。湿気から髪を守る秘訣を聞いてみると…。
■髪に悩む人が多数
27日、気象庁は関東甲信地方、東海地方、九州南部地方が梅雨明けした可能性があると発表した。うっとうしい雨から解放されるかもしれないが、じめじめした蒸し暑い日はまだまだ続く。
この時期、湿気で髪がまとまらなかったり、クセが出るなど、悩む人が多い。
ネット上でも、「髪切ったのに湿気やばくて全然切った気がしない」「何か湿気に打ち勝つ対策教えて欲しい」「湿気のせいで髪がきもい」「この時期は髪爆発して言う事聞かない」など、苦労の声が多数あがっている。
■乾燥が原因
Hair Design 「wave’s」代表で現役美容師でもある青木亮さんは、この時期髪がまとまらないのは意外にも「乾燥」が原因だと指摘する。
「髪の毛が乾燥しているとスポンジでいうカラカラの状態で、大気中の湿気を吸収します。その結果、クセが出たり、まとまらなくなってしまいます。通常のシャワーだと分子が大きいため、キューティクルから髪の中に入っていかず、表面的に濡れているだけで中の水分を満たしているわけではないんです」(青木さん)。
■風呂上がりが重要
どうすれば髪への「被害」を最小限に抑えることができるのだろうか。前出の青木さんは、風呂上がりに髪を乾かす際のケアが大切だと話す。
「ドライヤーで乾かしすぎると乾燥を促してしまう状態になるのでよくありません。かといって、半乾きで自然乾燥させるとうねりやクセが出やすくなるため、逆効果です。適度に乾かした上でヘアクリームやヘアオイルを仕上げに付けるのがいいでしょう。シャワーでは髪の中まで水分が満されないため、水分と油分の補充が必要です。ヘアオイルやクリームを塗ることでキューティクルが閉じて、余分な湿気が入らないようになり、クセや広がりを防ぐことができます。後は、サロンにあるスチームで水分を補給するのも一手です」 (前出・青木さん)。
■何も付けない状態をやめる
この時期、思うようにまとまらず、セットが疎かになりがちだが、髪に何も付けない状態をやめたほうがクセは抑えられるという。
「男性で濡れているような質感を出したい場合はジェルやムースを、ふわっとした感じを出すのであればワックスをつけましょう。同じ油でもヘアオイルとワックスでは違いますが、この時期はワックスやジェルを付けたほうがまとまりがよくなります。女性で最近流行っている濡れたような質感の髪型をされたいのであれば、ヘアオイルをつけることで湿気によるうねりを抑えられます。サラサラで何もつけたくない方もセット力のないトリートメントをつけるだけで改善します」(前出・青木さん)。
湿気で髪がうねる原因はブローの加減とその後のケアにあった。対策を万全にすれば、この夏、好きな髪型にできるかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人 取材協力/<a href="https://waves-web.com/">Hair Design「wave's」代表・青木亮さん</a>)