夫が野菜カッターで殴りかかり妻は流血 浮気を疑い逆上した末の大惨事
取り調べ中の夫は、「夫婦仲が悪いのは妻に原因が」と主張するばかりだという。
浮気を疑ったときの激しい怒りは、妻を愛しすぎている証拠…? それとも、普段から憎たらしいと感じているから…?
インドの夫婦の間で起きたある傷害事件が、世間の人々をひどく呆れさせていることを、『Times Now News』『India Today』などが報じている。
■被害者が自ら通報
事件は19日、インド・デリーのネイルー・ビハールという町の民家で、誰もがまだ眠っている午前3時40分ごろに起きた。
夫がキッチンにあった野菜カッターで妻を繰り返し殴りつけ、妻は頭部に大けがを負った。それでも大出血のなか、妻は自ら通報したという。
■刃が鋭い野菜カッター
通報を受けダヤルプール署の警察官が夫婦の自宅に駆け付けたが、そこには夫の姿しかなく、妻はすでにグル・テグ・バハダ病院に運ばれていた。その後、治療および入院が決まったと連絡を受けたいう。
野菜カッターは、鋭い刃物が回転して固い野菜を簡単にみじん切りにするもの。警察は夫を傷害罪で逮捕するとともに、凶器となった野菜カッターを押収している。
■娘も呆れていた夫婦仲
この夫婦には娘がおり、ダヤルプール警察はそちらにも聞き取りを行ったところ、普段から夫婦の仲は険悪だったという証言を得た。
また取り調べ中の夫は、夫婦仲が悪いのは妻に原因があると主張。「妻はほかの男と浮気していた」と訴えるばかりだという。
■「名誉殺人」を叫ぶ夫も
インドや、パキスタン、そして中東のイスラム圏では、夫が浮気されていると思い込み、妻に暴行を加える事件が頻繁に起きている。
ときには殺害した妻の頭部を手にぶら下げ、「妻が不貞を働いた。これは名誉殺人だ」と大声で主張する事件まで発生している。
・合わせて読みたい→「なぜ女子ばかりで男子を産まない」 妻の股間を紙やすりで傷つけた夫が逮捕
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)