岸田首相、18歳“パパ活”騒動の吉川議員に怒り 「責任が消えるわけではない」
パパ活騒動で自民党を離党した吉川赳議員。岸田文雄首相は、説明がない吉川氏に怒りを…。
岸田文雄首相が15日夜、通常国会閉会を受け首相官邸で記者会見を開催。「本予算、補正予算、61本の内閣提出法案、5本の条約すべてを会期内に成立させることができた。26年ぶりのこと」と手応えを感じていると明かす。一方で“パパ活飲酒”疑惑が取り沙汰され、自民党を離党した吉川赳議員にも言及。顔を紅潮させ怒りを滲ませる一幕もあった。
■「決断と実行の連続」と回顧
冒頭、「新型コロナ対応、ロシアのウクライナ侵略、世界的なエネルギー・食糧市場の高騰と、何十年に一度の危機的事態が同時に起こる中、総理大臣として国民の命、暮らし、雇用、経済を守るため、日々決断と実行の連続だった」と回顧した岸田首相。
その後、ワクチンの高い接種率を挙げつつ、「緊急事態宣言を回避しながら、感染拡大防止と経済活動の維持を両立させることができた。しかし、世界では新たな変異の報告もある。まだまだ気を緩めることはできない」と言及した。
■「厳しい制裁を」
今後は、6月26~28日にドイツで開催されるG7エルマウ・サミット、さらに29~30日にスペイン・マドリードで開催されるNATO首脳会議に出席予定。NATO首脳会議は日本の総理大臣として初となる。
「世界の平和、秩序を踏みにじるロシアによる侵略は決して許してはならない。国際法のルールを破る行為には高い代償が伴うことを示す。これまでの対ロシア政策を大きく転換し、G7をはじめとする国際社会と協力し、厳しい対ロシア制裁を科す」と厳しく言い放った。
■「責任が消えるわけではない」と怒り
会見後半には、18歳の女子学生との“パパ活飲酒”疑惑で10日に自民党を離党した吉川議員にも触れた。
15日午前、立憲民主党が議員辞職勧告決議案を衆議院に提出しているが、「報道された内容が事実なら極めて遺憾。政党問わず、国会議員たるもの国民への説明責任をないがしろにすることは絶対あってはならない」と怒りを露わに。
顔色はこれまでより紅潮しているように見え、「本人は離党したが、離党したら責任が消えるわけではない。一刻も早く、国民に説明するべきと考える。説明責任を果たせないなら、議員の進退に直結する問題だ」と続けた。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)