城田優、関係者が語る三浦春馬さんとの”本当の仲” 「何度もぶつかって…」
三浦春馬さんに代わってステージに立つ城田優。2人の関係は特別なものがあって…。
10月1日からミュージカル『キンキーブーツ』が上演される。亡くなった三浦春馬さんが演じていたローラ役を城田優が務める。自身のインスタグラムでも、大役を務めることへの意気込みを語っていた城田。
関係者は、そんな2人の「本当の仲」を明かして…。
■三浦さんの代表作
『キンキーブーツ』は2005年に公開された英米合同合作映画が原作。舞台関係者が語る。
「日本では16年に初演、19年に再演され、全チケットが完売するほど好評でした。小池徹平さんと三浦さんのW主演で、ローラ役を演じた三浦さんは読売演劇大賞・優秀男優賞、杉村春子賞を受賞しました。この作品は三浦さんにとって思い入れが強かったようで、台湾でのファンミーティングで『生まれ変わってもローラを演じたい』と話していたそうです」(舞台関係者)。
だが、20年7月、三浦さんはこの世を去った。ファンの間で悲嘆の声があがったが、今年10月の同ミュージカルは城田が彼の役を引き継ぎ、名作が「復活」することに。
■「素直に尊敬できた」
城田と三浦さんは、09年のドラマ『サムライ・ハイスクール』(日本テレビ系)で共演したのを機に距離を縮めていった。前出の舞台関係者が2人の関係をこう語る。
「城田さんは三浦さんが出演していた舞台を見て、『すごい俳優がいる』と驚いていたそうです。だから、ドラマで共演できたのが本当にうれしかったようです。すぐにプライベートで遊ぶほど仲良くなりました。年は城田さんのほうが6歳上ですが、三浦さんは仕事でも、プライベートでも落ち着いていて、実績もあったので素直に尊敬できたようです。一方の三浦さんも自分のことを気にかけてくれる彼をお兄さんのように慕っていましたよ」(前出・舞台関係者)
■ぶつかることができる仲
あるテレビ局関係者は、心を許し合っているからこそのエピソードを話す。「2人で『日本のミュージカルをもっと盛り上げるためにこうしたいんだ』『俺はこういう芝居をやりたい』など、ときにお互いの意見をぶつからせていたそうです。自分の熱い気持ちを変に飾ることなく伝えられたのでしょう」(テレビ局関係者)。
そんな親友を失ったことで城田は大きなショックを受けていた。「ただでさえ、大切な人を失って憔悴していた中、一部のファンが『親友なのになんで異変に気づかなかったんだ』と三浦さんと仲の良かったタレントをSNSで批判したんです。城田さんは一時期かなり落ち込んでいたそうです」(前出・テレビ局関係者)。
■「親友との夢を叶える」
悲しみを乗り越え、親友の役を演じることになった城田。前出のテレビ局関係者は、彼の並々ならぬ覚悟を感じるという。
「同じ志を持つ三浦さんに刺激を受けながら、ミュージカルの仕事に打ち込んできました。『日本のミュージカルをレベルアップさせる』という親友との夢を叶えるため、『キンキーブーツ』のステージに立つことを決めたのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)。
城田が演じる姿を見れば、彼の思いや覚悟が伝わるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)