女子中学生不良グループに母親が顔を殴られ重症 深夜に呼び出された娘かばい…
「加害者の親から謝罪の言葉は一切ありません」と暴力を受けた女性が語り…。ただ呆れかえっているという。
深夜に自宅に現れ、14歳の娘を呼び出した女子中学生の不良グループ。異変に気付き間に割って入った母親が、予想外の暴力に巻き込まれてしまったことを、『Kansas City Star』『Blaze Media』などが報じている。
■深夜に現れた1台の車
アメリカ・ミズーリ州ブルースプリングスで先月14日のよる10時30分頃、ある民家の前に、10代とみられる少女ばかり4名を乗せた車が停止した。
最初に気づいたのはその家の16歳の娘で、彼女は切迫した声で母親のミシェル・アウドーさん(48)を起こした。もう1人の娘(14)が呼び出され震えていると知らされ、危険を察したミシェルさんはあわてて家を飛び出した。
■14歳の娘を守るため…
停車中のその車に近づくと不良グループに「娘を連れてこい」と言われ、ミシェルさんは「近づくことは許さない」と拒否すると手で追い払った。
すると、2名の少女が車を降りてきてミシェルさんを押し倒した。馬乗りになると、2人がかりで繰り返しミシェルさんの顔面を殴ったという。姉は熟睡していた父親を起こし、杖を手に父親が外に出たところで、少女たちは車に乗り込み現場から逃走した。
■加害者は13歳と14歳
通報を受けた警察は、グループのうち13歳と14歳の女子中学生2名の身柄を拘束し、ターゲットにされた少女との関係や犯行動機について事情聴取を行った。
一方、脳震盪を起こし、顔面を血だらけにして病院に運ばれたミシェルさんは、鼻骨も骨折していた。退院後も内出血のため目の周囲はどす黒く、2週間にわたり頭痛で仕事にも行けない状態が続いたという。
■「子も子なら親も親」
地元メディア『Kansas City Star』の取材に、ミシェルさんは「加害者の女の子たちは身体的には十分大きいのに、年齢だけを理由に、事件は傷害ではなく単なる暴行として扱われるそうです」と不満そうに話す。
さらに「その子たちの親から謝罪の言葉は一切ありません。子も子なら親も親ですね」とも。どういう躾をして育ててきたのか、ただ呆れるばかりだという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)