宝くじ10億円を当てた50代男が30歳年下の恋人を殺害 億万長者の末路は終身刑
高額を手に入れた男の人生に、何が起こったのだろうか。
宝くじで1,000万ドル(約13億円)の賞金を獲得した男が、交際相手の女性を射殺した罪で有罪判決を受け、先週金曜に終身刑を言い渡された。『CBS News』『Washington Post』などの海外メディアが報じた。
■当時の交際相手を射殺
ノースカロライナ州リーランドに住むマイケル・トッド・ヒル(54)は、交際相手のケオンナ・グラハムさん(23)を殺害した罪で有罪判決を受けた。
ケオンナさんは2020年7月に行方不明になったと報告されており、のちにホテルの一室で、頭部に銃創がある状態で死亡しているのが発見されている。
■終身刑で刑務所行き
検察官は「ホテルの監視映像は、マイケルが部屋でケオンナさんと一緒にいた唯一の人物であることを示していました」と語っている。事件から3日後にマイケルは逮捕され、ケオンナさんの殺人罪で有罪となったのち、5月27日に仮釈放なしの終身刑を言い渡された。
マイケルは取り調べで、ケオンナさんがホテルで別の男と連絡を取り合っていたことに腹を立て、撃ったことを告白している。
■スクラッチくじで億万長者に
報道によるとマイケルは事件を起こす前、2017年にスクラッチくじで1,000万ドルの賞金を獲得しており、当選の際に600万ドル(約8億円)の一時金を受け取っていたとされる。
賞金の使い道について、借金を完済し、妻のビジネスに投資するとメディアに語っていたが、高額な宝くじが人生を狂わせることはそう珍しいことではない。
マイケルは大金を手にした3年後、数十歳年下のケオンナさんと18ヶ月の交際関係にあり、結果として彼女を撃ち殺してしまった。
■お金は人を狂わせる?
一生かかっても手にできないような大金を当てた直後に罪を犯し、終身刑を受けてしまったマイケルに、ソーシャルネット上では多くの反響が寄せられている。
「せっかく億万長者になったのに…」「お金は人をおかしくさせる」「いくら大金を積んでも、自分を魅力的にすることはできなかったようだ」と、厳しい意見が大半のようだ。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)