遺伝疾患ありながら精子提供で15人の子の“父”になった男性 裁判で所業が露見
詳しい事情を知らなかった女性の子供にも、障害が確認された。
■暴力トラブルも…
ある女性(25)も宣伝を見て男性に連絡し、子供を2人(2、3)を出産。上の子供は、男性の遺伝で今も話ができない。女性に事前に渡された文書には「脆弱X症候群」という文字もあったが、説明はなかったそうだ。
男性はしばらくこの女性の自宅で暮らしていたが、2020年には女性に暴力をふるった容疑で逮捕された。女性はその後に赤ちゃんを出産したが、男性にはそれからずっと会っていなかったという。
現在は当局が各ケースについて詳しく調べている段階だが、裁判官は「男性の氏名などについては公表するほうが良いと判断した」と複数メディアが伝えている。
■養父母のコメント
男性の養父母はメディアの取材に応じ、「犠牲者は息子のほうです」「優しい子だから、誰のためであろうが何だってしてしまうんです」「騙されやすい子です」とコメントして、男性を擁護した。
また気になる金銭の授受にも言及し、「私どもが知る限り、お金を女性に求めることは一切ありませんでした」とも話している。
SNSで知らない人と接触することには、大きなリスクも伴う。女性たちが然るべきクリニックを通し妊娠していたら、このような問題は回避できたはずだ。
・合わせて読みたい→無性愛者の女性が親友の精子で双子妊娠 提供者の妻が事実を知り大騒動に
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)