遺伝疾患ありながら精子提供で15人の子の“父”になった男性 裁判で所業が露見
詳しい事情を知らなかった女性の子供にも、障害が確認された。
SNSで妊娠を望む女性たちに接触し、精子を提供していた男性。遺伝性の疾患があったことを、『The Sun』などの海外メディアが伝えている。
■同性愛の女性たちに接触
イギリスで暮らす男性(37)は、SNSで「精子を提供します」と宣伝。子供を望む同性愛の女性たちが男性に連絡し妊娠・出産したが、男性が事前に自分の疾患について説明することはなかった。
男性は知的障害などを伴う「脆弱X症候群」という疾患を抱えているが、これについては遺伝性であることが確認されている。
病院・施設を通しての精子提供は、この疾患ゆえに許されない。それを知っていたために利用したのが、個人的に希望者たちと接触できるSNSだったとみられている。
■親としての権利を主張
計15人の子の“父”になったとされる男性は、精子を提供する段階で、子供たちと会うことは望まないと約束していたという。
しかしどういうわけか、4人に対しては親権などを要求するように。女性たちが首を縦に振らなかったことから裁判になり、男性が遺伝性の疾患を持っていること、また女性たちと接触した経緯などが発覚し、大変な騒動になった。