インド初の女性戦闘飛行士が誕生 男社会の軍隊に新たな歴史を作る
インド軍で初の女性戦闘飛行士が誕生。多くのインド人女性に感銘を与えたことだろう。
■他にも女性の軍人が活躍
2016年6月、アブニ・チャトゥルベディさん、バワナ・カントさん、モハナ・シンさんの3人は、インド空軍戦闘機隊における最初の女性パイロットだった。
なかでもアブニさんは、2018年に戦闘機を単独で飛行させた最初のインド人女性だ。彼女たちの活躍によって国防省は、2022年にインド空軍に女性戦闘機パイロットを導入することを決定したのだ。
■インド軍と女性軍人の関わり
女性には生理的限界があり、軍隊での活動は不向きであるという意見に対し、インド政府や最高裁判所は女性差別として非難。そのため近年、インドでは女性軍人の活躍や、女性の軍入隊が増えている。
2019年、インド軍は軍事警察隊に女性を兵士として採用する決定を発表し、その2年後、多くの女性兵士が現場へ派遣された。また海軍は、ドルニエ海上航空機に初の女性パイロットを配備すると発表した。
最高裁判所が2020年2月、陸軍の女性将校に重大な任務を与えるよう命じるなど、女性差別につながる意見を非難した。その他、2021年9月には、男性のみが入学を許されていた国防学校の入学を女性にも許可し、女性の活躍の場を広げた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)