フロリダ州小学校に銃乱射予告の10歳児童が逮捕・情報公開 テキサス州の事件が影響か
地域社会に大きな恐怖を与える事件の犯行予告。ほんのイタズラ心であっても極めて悪質だ。
■「イタズラでも容認しない」
そうした犯行を予告するに至った動機、背景、家庭環境などを知るため、マーケス容疑者への事情聴取が進められている。郡保安官のカーマイン・マーセノ氏は、幼い年齢では衝動性や善悪の判断のあいまいさなどが問題になることを指摘した。
そのうえで、「こうした脅迫や犯行の予告は一瞬の猶予も許されない。何歳であろうとイタズラであろうとまったく容認できない」「子供や教職員を殺そうとする者は、こちらも迷うことなく射殺する」とメディアの取材に述べている。
■たとえ何歳でも…
アメリカでは5月24日にテキサス州の小学校で起きた銃乱射事件について、18歳の犯人の心理分析などがいまだトップニュースとして報じられている。この事件が全米に大きな恐怖や不安を与えたことは、疑う余地もない。
そしてフロリダ州は、犯罪者の情報公開の必要性をかねてから強く主張してきた州だ。この保安官事務所には今、「犯罪に年齢は関係ない。どんどん公表を」「そうした強い姿勢が犯罪の抑止につながる」といった擁護の声も多数寄せられているという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)