三幸製菓の謝罪会見 音響トラブル続出で苛立つ記者から「怒声」も…
工場火災で従業員6名が亡くなった三幸製菓。その謝罪会見で記者陣から怒りの声が飛んだ。
■避難訓練の不徹底
発火原因についてはまだ断定されていないと説明した佐藤CEO。一方で、一部従業員に避難訓練させないまま業務を行わせていたことも説明の中で浮き彫りになった。
佐藤CEOは事故調査委員会の見解を交え、「天井に火が燃え移り、その直後従業員がいた包装室などに大量の黒煙が発生。煙が充満する中、火災によって停電が発生。避難不可能な状況に陥ったと考えられる」と説明。防火シャッターが自動で降りた際、その脇にある避難扉に気が付かず亡くなった従業員が多かったことから、「経営者としての責任を痛感している」と再び謝罪した。
■「マイク近づけて!」
質疑応答では県内マスコミを中心に質問が飛んだが、度重なるマイク不調、スピーカーから異音が発生するなど、終始どこか不穏な空気が漂った。
さらに会見出席者には大量の事故調査資料が配布された上、長時間に渡って佐藤CEOによる読み上げが続いたことで記者陣からは苛立ちも。話し始めた佐藤CEOの発言を制止するよう記者から「マイクもうちょっと近づけてください!」と怒声が上がる一幕もあった。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)