結婚式の最中に愛犬が脱走 新郎新婦は会場を飛び出し28時間もの捜索に
生後8ヶ月の愛犬が、飼い主夫婦の結婚式を台無しに。ドローンサービスを活用し捜索した結果…。
このたびイギリスで、あるカップルの結婚式にとんだ波乱が起きてしまった。その原因が式場に連れてきたカップルの愛犬であったことを、『Mirror』『Metro』などが報じている。
■カップルの愛犬も式場に
イギリスのイーストミッドランズ・ラトランドのオークハムという町で、5月14日に結婚式を挙げたダニエルさん(37)とレイチェルさん(32)のマンデー夫妻。
ふたりはその日、一緒に育ててきたコッカースパニエルの愛犬「Crash(クラッシュ)」も式場に連れてきていた。ペットシッターを雇い世話をお願いしていたが、なんと散歩に出た際、クラッシュは逃走してしまったという。
■挙式どころではなくなる
報告を受けたカップルは顔面蒼白となり、もはや挙式どころではなくなってしまった。
招待したゲストに失礼を詫び、ふたりは控室に戻るとカジュアルな服に着替えて外へ。挙式会場にも動揺が走ったが、誰もが「犬は大切な家族、万が一のことが起きたら何よりも優先したい」というカップルの気持ちを理解してくれた。
多くのゲストが約3時間にわたり周辺を、そして地域の見ず知らずの人たちまでが、クラッシュを探すことに協力してくれたのだった。
■ドローン・サービスが出動
しかし、なかなかクラッシュは見つからず、カップルは新婚旅行を断念。その夜も、雨のなか車を走らせながら愛犬の姿を探すのだった。
そんな中、カップルは迷い犬をドローンで探すサービスがあると知り、翌日ただちに相談。その出動により、失踪から28時間を経てクラッシュはついに発見された。リドリントンという村の雑木林で、寒そうに震えていたという。
■「とにかく無事でよかった」
生後8ヶ月だというクラッシュは、文字通り結婚式をクラッシュしてしまった。だが、ダニエルさんとレイチェルさんは「そんなことはどうでも良いです。とにかく無事でいてくれてよかった」と嬉しそうだ。
クラッシュを愛しそうに抱きしめる写真をフェイスブックに投稿した2人は、関わってくれたすべての人たちにお詫びと感謝の気持ちを表した。結婚式のやり直しとして、身内だけでバーベキュー・パーティーを予定しているそうだ。
・合わせて読みたい→義母が息子の婚約者の車いすを嫌厭 「結婚式では使わないで」の発言に世間は…
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)