動物園ライオンがスタッフの指を噛みちぎり客はパニック 金網にわざと手を入れ…
無謀すぎる男性スタッフに、非難の声が殺到している。
動物たちの愛らしい表情や面白い行動は、癒やしと笑顔を提供してくれる。子供から大人まで、世界中の動物園はいつも大賑わいだ。だが稀に飼育員が動物に襲われるなど、悲劇も発生してしまう。
このたびジャマイカの動物園で発生した事故を、インドの『The Indian EXPRESS』やイギリスの『Daily Mail』が報じている。
■金網に手を入れ…
事故は20日の午後、ジャマイカのセント・エリザベスにあるジャマイカ動物園で発生した。当時の様子を収めた動画がSNSで拡散されており、世間にショックを与え、非難の声が殺到している。
動画からは、男性スタッフがライオンの檻の前に立ち、金網の中に手を入れライオンに触ろうとする姿が伺える。
■威嚇するライオン
男性スタッフの行動に怒り、ライオンは興奮状態。唸り声を上げながら威嚇するも、男性はやめようとせず、手を叩いたり煽ったりしている。ついにライオンは男性の手をとらえ指にかみつくと、男性は痛みで叫び、15秒ほど引っ張り合いの状態になった。
目撃した見学客によると、「最初は冗談だと思っていました。スタッフのパフォーマンスか何かだと思い、深刻でなかった」という。
■指の骨が露わに
しかしその後、指がちぎれた勢いで男性は地面に転倒。指は骨が露わになった状態となり、そこで初めて「見学客たちは事の重大さに気付いた」とメディアに明かしている。
当時15名以上が様子を見守っており、スマートフォンでその様子を撮影している人もいたが、ほとんどがショックを受けており、中にはパニック状態の人もいた。それから男性は自ら立ち上がり、歩いて車に乗り込み去って行ったという。
■批判の声が続出
動画は瞬く間に世界中に拡散され、男性スタッフに対し「無謀、無責任だ」「あんなことしてライオンが怒るのは当然」「ライオンは悪くない」といった非難の声が続出した。
相次ぐ批判を受け、動物園側も声明を発表。「私たちは愛情と誇りを持って動物たちの世話をしています。ここは誰にとっても安全で楽しい場所です」と主張した。
しかし「動画の男性は園が契約していた外注ガイドで、厳守すべき安全手順と方針を守っていなかった」として、今後の再発防止に努めると同時に、男性へのケアも行っていく予定だという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)