元ダイエー助っ人投手が脳腫瘍死 レーダーガンと人工芝の安全調査を求める声も
ウエスト選手を含め、フィラデルフィア・フィリーズではなんと6人が脳腫瘍で死亡していた。
1997年に日本のダイエーに迎えられた左腕の助っ人、元フィラデルフィア・フィリーズの投手デヴィッド・ウエストさんが、このほど脳腫瘍のため57歳で死亡した。
アメリカではこれをきかっけに、人工芝の安全性ほかについて調査を求める声がまたしても上がっているという。
■「また犠牲者が」
元投手であるデヴィッド・ウエストさんの早すぎる死に、フィリーズのジョー・ジラルディ監督や元チームメートたちが強いショックを受けていると『NEW YORK POST』が伝えた。
SNSを通じて続々と哀悼のメッセージがつづられているが、それと同時に、フィリーズの関係者からは「また犠牲者が1人増えたのか」といった不安の声が広がっているという。
■投手と捕手に目立つ脳腫瘍
フィリーズではこれまで、なんと6名の元選手が悪性度の高い脳腫瘍で死亡していた。一般のアメリカ人で、その病の発症率は10万人あたり3人。チーム内の発症率はそれよりはるかに高いという。
2003年には投手のケン・ブレットさん、2004年には捕手のジョニー・オーツさんと投手のタグ・マグロウさん、2007年には内野手のジョン・ブコビッチさん、2017年には捕手のダレン・ドールトンさんが亡くなっている。そしてウエストさんも投手だ。