思春期の娘のため「生理パーティ」を開催した母親 「オープンな関係を築きたい」
進路、体、交際、結婚、子供についてなど、将来的に親に相談する機会は多い。オープンな関係は大切だ。
生理は女性にいずれ訪れるものだが、恥ずかしいという理由で、友人や親子の間でもタブーな話題となりがちだ。そんな潮流を変えようと、ある母親がこのたび思春期真っ只中の娘のために「生理パーティ」を開催した。イギリスの『Mirror』や『The Sun』が報じている。
■「生理は恥ずかしいことではない」
このたびTikTokに、ジェイド・ポウウェルさんという女性が「clicknboom」のアカウント名で動画を投稿した。
4人の子供を育てているジェイドさんは先日、11歳の娘とその友人を招いて「生理パーティ」を開催。女の子たちに「生理は恥ずかしいことではない」「体の悩みは何でも相談してほしい」と伝えたかったからだという。
■パーティは準備から心を込めて
ジェイドさんは、赤い血の滴と白いナプキンをかたどった紙吹雪を作成し、デザートには真っ赤なチョコレート・ファウンテンを用意。全員でピザやカップケーキを食べながら、赤色の絞り染めTシャツを作ったそうだ。
さらに、参加した女の子たち全員に生理のスターターキットとして、ポーチ、ナプキン、タンポン、そして思春期向けの冊子『Celebrate Your Body』をプレゼントしたという。
■肯定的なコメントが続々
「年頃の娘とオープンで正直な関係を築きたい」と考えたというジェイドさんだけに、パーティは大成功。「みんな『とても楽しかった』と言って喜んでくれました」と明かしている。
この動画を見た年頃の娘を持つ親からは、実際に「生理をもっと気軽なものとして捉え、友人や親に何でも相談できる流れを作る必要がありそう」「私も娘にそうしてあげたい」といった肯定的なコメントが多く並んでいる。
■否定的な声も
また、「母と生理について話したことがなく、分からないことや不安だらけだった」「年頃の女の子たちは、生理を奇妙なものみたいに隠したがるわよね」などと、思春期の頃を思い出してコメントする女性も多い様子だ。
しかし、一部からは「開催前にお友達の保護者から了承は得たの?」「生理は隠すべきことって考えている親もいるのでは?」「私がその年頃だったら、そんなパーティは恥ずかしいだけ」といった厳しい声もあがっている。
■生理パーティの様子
@clicknbloom Reply to @clicknbloom Each girl left with a period kit. My daughter has already had friends come to her asking for help. So glad we did it!
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)