13歳少女に痴漢した男を地域住民が集団暴行 警察が駆け付け命拾い
怒りが収まらない住民のなかには、危険な凶器を手にする者まで現れた。
地域の平和と安全な暮らしのためには、住民同士のつながり、助け合いの精神が大切。たとえばインドでは事件が起きた際、地域住民が一体となって犯人に立ち向かうこともしばしばだ。
ある性犯罪事件の顛末を、『TimesNowNews』『IndianExpress』などが報じている。
■塾に向かう少女を…
インドのニューデリーで7日午後、塾に向かうためひとりで道を歩いていた13歳の少女が、中年の男にいきなり襲われた。
少女は自宅に戻ると、男のわいせつ行為について両親に報告。激怒した両親は、自らの手で犯人を懲らしめると決意した。
■犯人は妻子ある既婚者
両親は近隣住民にも問いかけながら、ただちに犯人の男を追跡。地域の住民も「逃がすまい」として次々に立ち上がった。
午後4時半ごろ、住民はついに男の身柄を取り押さえ、複数の腕で袋叩きにした。男は会計士のイルファン・カーン(37)。なんと既婚者で、自宅には妻と3人の子供がいるという。
■警察官に命を救われる
カーン容疑者の犯行は計画的で、ひとりで道を歩いている少女をつけ狙っていたことも判明。怒りが収まらない住民のなかには危険な凶器を手にする者まで現れ、暴行は一層エスカレートしていった。
石で叩かれ棒で突かれ、あわや命を落とすところだったカーン容疑者を救ったのは、皮肉にも逮捕のため現場に駆け付けた警察官だった。
■動画はネットで拡散中
警察署に連行されたカーン容疑者は、少女に対するストーカー行為と痴漢行為につき正式に起訴され、身柄を拘置所へと送られた。
なお、袋叩きから石や棒を用いての危険な暴行まで、一部始終を捉えた動画がネットに流出し、すでに拡散中だ。カーン容疑者は妻や子はもちろん、仕事の関係者にも全く合わせる顔がない状態だという。
・合わせて読みたい→30代女性への性暴行で13歳少年の身柄を拘束 性犯罪加害者の低年齢化が深刻に
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)