元同性の親友と結婚したトランスジェンダーの男性 自分たちへの理解を広める活動に意欲
親友同士から夫婦に…。夫は妻の愛に深く感謝している。
女の子同士として知り合ったものの、ひとりはトランスジェンダーに。いつしか恋に落ち結婚をも決意したカップルについて、『Metro』などの海外メディアが紹介している。
■10代で知り合ったふたり
アメリカで暮らす元女性のアーロンさん(25)は、14歳の頃にテネシー州に引っ越した。そのときに知り合ったケイラさん(26)と意気投合したが、アーロンさんはオレゴンに戻ることになり、ふたりは離れ離れに。その後はSNSなどを使って連絡を取り合い、親交を深めた。
当時のアーロンさんは女の子として暮らしていたが、徐々に「男性ではなく女性が好き」と自覚するように。それを家族にも伝えたところ、親との関係は少しずつ悪化したという。
■理解を得られず苦悩
アーロンさんの家族は信仰心があつく、「恋愛対象は男性ではなく女性」と告白したアーロンさんを理解しようとはしなかった。それどころか「(同性に惹かれるのは)お祈りが足りないせいだ」と責められたアーロンさんは、家族と離れ自分らしく生きたいと願うようになった。
そこで16歳になるとファストフードの店で働き始め、こつこつ貯金に励み自立を目指すようになった。