森で偶然発見されたミステリアスな“女神像” これぞ令和の「七不思議」だ…

「よみうりランド」付近で発見された謎の石像。謎が謎を呼び…。

■はるか遠くの島から?

渋谷モヤイ像

看板には「この石像について、何かご存知の方がおられましたらお教え頂きたく。何でも構いませんので、ご協力の程よろしくお願いします」と記し、その撮影写真をネットにアップしたところ一気に拡散。現場を確認しに行く一部のミステリー通が現れるなど、話題を呼んだのだった。

「その後情報がいくつか入りまして、その一つが東京の竹芝桟橋や渋谷にあるモヤイ像と材質で共通点があるという点。いずれのモヤイ像も東京都の島嶼部・新島にルーツがある物です」(田中会長)。

話に出てきた新島は都心から160キロほど南に位置する人口約3,000人の小さな島。抗火(こーが)石という大変希少な石が産出される島としても知られ、竹芝桟橋、渋谷、蒲田などにある「モヤイ像」は同島からの寄贈品とされる。


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■「七不思議のひとつ」

もう一つ出てきた情報は、同じく同地区を整備するボランティア団体「多摩美みどりの会」初代会長で故人のコバヤシイチロウさんにまつわる説。「『40~50年前、コバヤシさんが石像を持って出かけるところを見た』という情報も寄せられました」と田中会長。

確たる証拠はないが、新島で造られたこの石像をコバヤシさんが森に設置したとすれば、点と点がつながる。それにしてもなぜ設置したのか、またこれまで発見者がほぼいなかったのはなぜか。じつに不思議なことである。

ネットでは「『読売ランド前駅』前経済圏七不思議のひとつ」と呼ぶ声も上がっており、謎が謎を呼ぶ女神像は今も注目を集めている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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