宮迫の焼肉店「牛宮城」に行ってみた 食べるべき7000円で大満足の”絶品コース”
宮迫博之の焼肉店「牛宮城」。オープンから2か月経ったお店に行ってみると…。
宮迫博之の焼肉店「牛宮城」(ぎゅうぐうじょう)がオープンして2か月経った。連日、多くの著名人が訪れ、予約があっという間に埋まるなど、すっかり人気店となっている。
4月下旬、そんな人気店に足を運び、料理を食べてみると…。
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■1か月前から予約
「牛宮城」は3月1日にオープンして以来、連日予約が殺到している。東京の渋谷駅から徒歩5分ほどのビルに店を構えており、訪れた客からの評判も上々だった。
そんな声を聞いて、記者もひそかに食べたいと思っていた。そこで、3月26日の予約受付で申し込むことに。あっという間に席が埋まってしまい、焼肉コースは取れなかったが、すき焼きコースは予約できた。
「牛宮城」は、黒トリュフユッケ3,500円、名物極みタン塩2,200円、宮迫ハラミ3,500円と、高級感が強いイメージがある。そこで、あえてこの店で安く、満足感が得られるメニューを食べることにした。
■記者が頼んだメニューは…
予約当日の夜、お店に足を運んだ。個室とオープン席に分かれており、個室はほかの客と顔を合わさずに行くことができる。この辺りは芸能人が利用することも想定しているのだろう。
記者は2人で来店し、オープン席に案内された。席には鍋が置かれていて、座ると店員から簡単に説明を受ける。
すき焼きコースには、「牛宮城すき焼きコース」(4,980円)、「黒毛和牛すき焼きコース」(7,980円)、「黒毛和牛特選すき焼きコース」(12,000円)の3種類がある。記者は一番安いコースを予約していたが、そのほかのメニューも焼肉以外であれば注文できるとのことだった。
迷った末、「THEユッケ60グラム」(1,700円)と「焼肉屋のガーリックライス」(1,200円)を注文。「牛宮城すき焼きコース」のメニューは、キムチナムル6種盛り合わせ、本日のお野菜8種盛り合わせ、交雑牛サーロイン、讃岐平打ちうどん、本日のデザートとなっている。
■料理はどれもこだわりを感じる
まずは、前菜のキムチナムル盛り合わせから食べる。白菜やキュウリとオーソドックスなものからゴボウのナムルとめずらしいものもあっておいしく、見た目も色鮮やかだ。
キムチを食べていると、ユッケが運ばれてきた。赤身の肉の横に粗めのブラックペッパーが添えられている。肉はほどよく脂が乗っていて、濃厚な黄身とよく合う。ブラックペッパーの辛みもいいアクセントになる。
食べ終えると、野菜の盛り合わせとサーロイン、うどんが登場。野菜は、大根と株などの根菜から玉ねぎ、にんじん、しいたいけ、白菜、きのこと種類豊富。どの野菜も甘くて食感がよく、1つ1つ素材にこだわっていることがわかる。
肉は、一見脂が多そうに見えるが、赤身も多い。記者は、すき焼きの脂ぽい肉が苦手なのだが、これは肉本来の旨味が感じられて、全然しつこくない。
卵はおかわり自由となっており、どの卵も鮮やかな黄色でコクがある。具材をすべて食べた後は、締めのうどん。これがかなりおいしくて驚いた。
太めでコシがあるが、すき焼きのタレと卵とよく絡みやみつきになる。うどんを食べ終えたところで、ガーリックライスが到着。
こちらは少し焦げ目のついたご飯にカリカリのガーリックがたっぷりかかったジャンクな味わい。いい意味でB級グルメ寄りで気兼ねなく食べられる。
デザートは、ピスタチオのアイスでサッパリすることができた。
■気になる「宮迫オーナー」は…
料理はもちろんだが、「オーナー」の姿勢にも驚いた。この日、宮迫もお店にいたのだが、個室だけでなく、オープン席もすべて回って、「(料理は)いかがですか?」「もしよかったら写真撮りましょうか?」と積極的に声をかけていた。オープンから2か月経っても、人任せにせず、自ら店を盛り上げようという姿勢を感じた。
この日は、すき焼きコースにアラカルト2品、飲み物2杯を頼んで、合計13,860円。1人あたり7,000円でこれだけの料理を食べることができた。
ちなみに、すき焼きコースの違いは肉の種類と前菜のキムチの種類ぐらい。一番安いコースでも十分お腹いっぱいになれるし、料理の質が下がるわけではない。
気になることをあげるとすれば、すき焼きを食べている途中で割り下が煮詰まって少し塩辛くなってしまうことくらいだ。店員を呼べば調整してくれるが、テーブルに置いておいたほうがすぐに味を調整できると感じた。
「牛宮城」に敷居の高いイメージを持っている人もいるかもしれないが、7,000円でもかなりの満足感を得られた。変に気負わずに、気軽に行ってみてもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)