ヘビ使いがショーの最中ガラガラヘビに噛まれ死亡 毒蛇使用に疑問の声も
信仰心があれば毒ヘビを身体に巻き付けても噛まれない? テキサスの「ヘビ使い」にSNSの注目が集まる。
米テキサス州で「ヘビ使い」をしている男性が、ショーの最中にガラガラヘビに噛まれて死亡したと、『Newsweek』『New York Post』などの海外メディアが報じている。
■ショーの最中に噛まれ…
テキサス州当局によると4月30日、ヘビ使いのユージーン・デレオン・シニアさんは、フリーアの街で行われた「ガラガラヘビラウンドアップ」と呼ばれるイベントに参加。
その最中にガラガラヘビに肩を噛まれたため、ヘリコプターでコーパスクリスティの病院に搬送された後、そこで死亡したという。
■ヘビ使いの大ベテラン
デレオンさんはヘビ使いとして20年以上の経験があり、彼の家族はFacebookに「彼はヘビの扱いに情熱を持っていた」そして「彼の愛することをして」死んだと書き込んでいる。
また、イベントを主催したフリーアの商工会議所も「彼のコミュニティへの献身、そしてヘビのラウンドアップ中に見せた興奮は決して忘れないでしょう」と語った。
■信じていれば噛まれない?
日本人にはあまり耳馴染みのない「ヘビのラウンドアップ」とは、一部のペンテコステ派の教会に受け継がれている宗教的な行事。ペンテコステ派は、キリスト教プロテスタントの協会グループの一種だ。
「信仰心があれば噛まれない」という信念でヘビと触れ合ったり、ときには毒ヘビを身体に巻き付けたりする儀式はショーとしても人気で、テキサスでは広く行われているという。
■イベントを問題視する声
多くの人がデレオンさんの死を痛む一方で、SNSではショーで毒ヘビを取り扱うことや、会場に血清が用意されていなかったことを問題視するコメントも多い。
「毒ヘビでなければいけなかったのか」「残酷だ」という声のほか、「彼は愛するヘビのそばで死ねたのだから本望だろう」といった意見も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)