6歳娘を「美少女コンテスト優勝させたい」 ステージママが批判に反論
母親は娘が出場するコンテストについて、内容をよく吟味しているという。
自分のかわいい娘を見て、「美少女コンテストに出られるのかも」と思う親はいるだろう。もちろん実行に移す人もいる。そんなイギリスのある母親の話題を、『Metro』などが伝えた。
■娘にドレスを着せ…
話題の親子は、イギリス・ノッティンガムの福祉施設で障害者の介護にあたっている、ポーシャ・リッチモンドさんと娘のアメリアちゃん(6)。下には5歳の息子もいる。
ポーシャさんは、ドレスを着たアメリアちゃんの写真をたびたびSNSにアップし、「娘を美少女コンテストで優勝させることが夢」と公言する。仕事のないときは、ランウェイでの歩き方やターン、笑顔の作り方、インタビューへの答え方など特訓に明け暮れているそうだ。
■いずれは親子でモデルに…?
じつは、ポーシャさん自身も美貌には自信があるという。彼女は最近、赤ちゃんから中年女性までが年代別に美を競う『Dreams UK 2022』というコンテストに出場し、美しいドレス姿でポーズを決め準優勝を果たしたのだ。
入賞しなかったものの、娘もジュニア・ミス部門に出ていたことから、いずれは親子でモデルにと一躍脚光を浴びた。一方で、親の趣味で子供をコントロールし、偏った育て方をしているといった批判も相次いだ。
■母親にも言い分
だが、ポーシャさんにも“ステージママ”としての言い分があった。メイクやへそ出し、ハイヒールなどが許されない美少女コンテストのみを選んでいるというのだ。
裕福ではないため、コンテストの出場経費については人々からの寄付に頼ることも多々だといい、アメリアちゃんのドレスはリサイクルショップで買ったものや、友人から借りたものを縫い直して使用しているという。
また、アメリアちゃんはホームレスにも笑顔でお菓子を配り、話し相手になっている。そのやさしい性格でスクールにはたくさん友達がおり、コンテストを通じて博愛の精神をも身につけたと感じるそうだ。
■子の才能を開花させるのは親
芸術やスポーツの世界で有名になった人たちのなかには、厳しい親の監督の下、幼少期から涙ぐましい努力を重ねてきている人もいる。ポーシャさんの場合も、わが子の才能を「美」と捉えて開花させることに注力していることから、他人が批判したり否定したりする権利はないと言えるだろう。
「とにかく最善を尽くすのみ。勝ち負けは問題ではない」とアメリアちゃんには普段から話していること、素敵な笑顔と自然なかわいらしさだけを見てくれるコンテストに限って出場していること、これらを知って安心したという人も多いようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)