地下室に「知らない人」が住む物件が1億円で販売 購入者さえ立ち入り禁止
ここから事件が起きそうな予感? 買い手も立入禁止の地下室がある住宅が、海外SNSで話題に。
アメリカ・バージニア州フェアファックス郡で、地下に「契約外の住人」が暮らしている邸宅が販売に出され、ソーシャルネット上で話題を集めている。『NBC News』『The Blaze』などの海外メディが報じた。
■家の中に先住者が…
フェアファックス郡で売りに出された邸宅は、かなり珍しい条件がついているにも関わらず、不動産仲介業者の提示価格を上回る80万5000ドル(約1億円)で販売された。
公共記録によると、この家には5つのベッドルーム、4つのバスルームに加え、地下室に2人の人間が住んでいることが判明している。
■契約にも記載アリ
仲介業者によると、この家を購入するにあたっては「地下に住む賃貸契約のない人と一緒に住むことを認める」ことに同意する必要があるという。
また、たとえ購入者であっても、地下室に立ち入る権限はないことも契約に含まれているそうだ。
■幽霊の住む屋敷?
あるInstagramユーザーがこの物件の特異な条件に気付いて投稿すると、3万5,000件以上のいいねとともに、多くのSNSユーザーが地下住人の身元について推測を始めた。
中には「地下室には幽霊が出るのですか?」「5つの寝室、4つのバスルーム、そしてあなた自身と連続殺人犯のための80万ドル」などのコメントが寄せられている。
■母娘に地下室を提供
なお、仲介業者によるとこの家の前の住人は老人で、3年前に病気で入院する際に、住む場所がなく困っていた女性とその娘に地下室を提供したのだという。
持ち主が死去し、住宅が新たな持ち主に販売されることになっても女性は退去を望まなかったため、このような特別な条件が付加されたのだという。なお、現在バージニア州では住宅の需要が高まっており、このユニークな物件は1週間もたたないうちに買い手が見つかっている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)