バーミヤンで値下げメニューを食べつくしたら… 退店時に受けた感動の「サプライズ」
「値上げラッシュ」の中、値下げに踏み切ったバーミヤン。リニューアルした料理を食べてみると…。
21日、人気チェーン店のバーミヤンがグランドメニューを一新し、値下げに踏み切った。「値上げラッシュ」が続く中での思い切った取り組みに対して、ネット上では歓喜の声があがっている。
そんな安くなったバーミヤンで2000円でどれだけ食べられるか試してみたところ、まさかの「サプライズ」が…。
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■16品をまさかの値下げ
バーミヤンは2月中旬に一部店舗で食べ放題を実施するなど、このご時世でも挑戦的だが、今回はなんと値下げに踏み切った。
原材料価格高騰によって、生活必需品や食料品、飲食店で値上げを余儀なくされる中、バーミヤンはまったく逆の行動を取ったのだ。今回値下げしたのは、バーミヤンラーメンや油淋鶏、天津飯など、定番メニュー16品。
バーミヤンラーメンは598円から549円、天津飯は659円から598円になった。ネット上では、「このご時世に値下げできるのは素直にすごいと思う」「バーミヤンも価格変更か…ってガッカリしてたら安くなってた」「バーミヤン通いつめるわ」など、歓喜の声があがっている。
一方で、「値段下げて肝心の味は落ちてないのかな?」「安くなった代わりに量減ってないか心配」など、質の低下を心配する声も見受けられた。
■新メニューも安かった
これだけ安くなれば、2,000円でかなり満足できるのではないか。4月下旬、その金額でどれだけ食べられるかや値下げで気になる味を確かめるため、都内のバーミヤンに足を運んだ。
メニュー表を見ると、あらゆるものに値下げの文字が躍っているが、驚いたのは、新しく発売したメニューも安いことだ。豚肉たまご炒めは549円、3種合わせ味噌ラーメンは598円、天津チャーハン699円など、ほとんどのメニューが700円以内で食べられる。
どの料理も魅力的で迷ったが、値下げしたバーミヤンラーメン、新発売のもやしてんこ炒め(499円)と豚肉生姜焼きチャーハン(699円)をオーダーした。
■新メニューの味は…
10分ほどで注文した品が運ばれてきた。まずは、もやしのてんこ炒めからいただく。
もやしとニラ、豚肉ににんにくがたっぷり入ったタレが絡まり、パンチが効いている。もやしはシャキシャキで食感もよく、箸が進んだ。
続いて、値下げメニューの目玉であるバーミヤンラーメン。スープをすすって驚いた。
魚介ベースのあっさりしたスープだが、コクがある。このラーメンを食べたのは、5~6年前だったが、そのときよりおいしくなっていた。具材も大きめのチャーシュー、ネギ、メンマ、ほうれん草としっかり入っており、量もケチっていない。
そして、気になっていた新メニューの豚肉の生姜焼きチャーハン。記者は生姜焼きが世界で1番好きな食べ物なのだが、ご飯は白米と決めていた。チャーハンとの相性が気になり、恐る恐る口に運んだ。
…うまい。生姜が利いたこってりしたタレが豚バラ肉とパラパラのチャーハンによく絡んで、クセになる。豚肉は大きく、チャーハンもたっぷり盛られてボリューム満点だ。
■退店時に受け取ったものは…
最後にごま団子(219円)を食べて完食。金額は1,966円。チャーハンとラーメンのメイン2品に、炒め物、デザートまで食べてこの値段は安すぎる…。しかも、どれも熱々でおいしく、決して値下げを理由に手抜きなどしていなかった。
会計を済ませ、レシートを受け取ると店員から「こちら次回お使い下さい」となにかを手渡された。見ると、なんとクーポン券だった。
4月21日から6月15日までの期限内であれば、何度でも使えるという。このクーポンを使うと、699円の海鮮上海焼きそばが677円に、799円の台湾大からあげチャーハンが777円に。また、494円の中ジョッキの生ビールが263円になるなど、至れり尽くせりだ。
このご時世に値下げして高品質の料理を提供するだけでもすごいのに、さらに安くなるクーポン券まで配るバーミヤンの企業努力には感動するしかなかった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)