12歳少年が性的暴行罪で少年院へ 被害者の17歳少女は妊娠し赤ちゃんを出産
加害者の少年は12歳。学校にも行かず過ごしていたなか、被害者の少女に出会った。
12歳といえば、小学校6年生。笑顔に幼さが残る男の子が性衝動に支配される姿など、想像しがたいが…。インドで起きた驚きのレイプ事件について、『Indian Express』『ZEENEWS India』などが報じた。
■12歳少年が17歳少女を…
事件は昨年秋、インドのタミル・ナードゥ州で起きた。近隣に暮らす17歳の少女に性的暴行を働いたとして、タンジャーヴールという町の12歳の少年が逮捕され、身柄は少年院へと送られた。
将来およびプライバシーを考慮し、警察は加害者・被害者いずれも名前などを明らかにしていない。
■少女はひどい腹痛で入院
加害者の少年は学校を中退し、事件を起こした当時は自宅周辺で日々を過ごしていた。そんな中、近所にやはり学校に通っていない年長の少女がいることに気づき、15歳だと偽って接近した。
性的関係を持つようになると少女は身ごもり、妊娠9ヶ月となる今月16日、ひどい腹痛でタンジャーヴールのガバメント・ラジャ・ミラスダー病院に入院。そこで女の赤ちゃんを出産していた。
■両親は「気づかなかった」
少女は妊娠には触れず、腹痛のみ訴えて入院するなど不審な点が多く、病院が18日に警察に連絡して事件は発覚した。
最初は黙秘していた少女だが、警察の真剣な聞き取りにやっと口を開き、12歳の少年と性的関係にあったことを説明。一方、少女の両親はあくまでも「妊娠に気づかなかった」と主張しているという。
■被害者が相談しやすい環境を
事件を担当したのは、警察官が全員女性というタンジャーヴールの「All Women Police Station」。また、従来よりはるかに厳しい刑罰で性犯罪から子供たちを守ろうと2012年に施行されたPOCSO(Protection of Children from Sexual Offences)法を、この事件に適用するとしている。
少女や女性が性暴行の被害にあったとき、泣き寝入りをしないで済むように、警察は相談しやすい環境を整えておくことが重要だ。女性ばかりの警察署を設けることは、インドの他の地域でも強く期待されているという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)