海に沈んだSUVの回収が難航 干潟でドライブしていたら満潮になり…

どうして人は車を水没させてしまうのか…。干潟にSUVが取り残されたシュールな光景が話題に。

2022/04/23 10:00

海・SUV

アメリカ北東部に位置するメイン州の湾内に沈んでしまったSUVと、それを回収するまでの顛末が話題を集めている。『The Drive』『Goalz Online』などの海外メディアが報じた。

【画像】ドローンが捉えたSUV水没の様子


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■干潟に取り残されたSUV

メイン州バーハーバー近郊のフレンチマンベイで16日、大型SUVのフォード・ブロンコがまるで直前まで水上を走っていたかのような姿で、湾内に取り残されている姿が発見された。

水深の浅い干潟の中にはっきりと車両の形が見て取れる写真は、ドローン写真家のKipWingが撮影。Facebook上で共有されると、多くの人の知るところとなった。

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■潮位が満ちて引き返せず

SUVの持ち主はフレンチマンベイでのドライブを楽しんだ後、町から車で出られる干潟の砂洲へと繰り出した。ただしSNS上の多くの人が「愚かな行為」と評しているように、少々遠くまで行き過ぎてしまったようだ。

午後6時には満潮になるこの干潟で、泥のような砂地にタイヤを取られたSUVは立ち往生。その後、潮位が満ちると車体は完全に水没していたという。

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■通常のレッカーでは回収不可能

SUVを脱出した持ち主は車両をなんとか引き上げようと試みたものの、翌日にはドア付近まで泥に埋もれてしまっており、2台の車による牽引も効果をなさなかった。

回収に関わったレッカー会社のIsland Towing代表によると、レッカー車は重すぎるために干潟に入れられず、最も近い陸地でも450メートル離れているため、ケーブルによる引き上げもできない状態だったという。


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■水没は後を絶たず…

何度かの潮汐を待つ必要があったために、回収は難航。ダイバーがSUVに大量のエアバックを取り付け、レッカー車が待機する場所まで浮かせて輸送する方法を取り、ようやく回収された。

Island Towingの代表によると、このような手法は「ビーチトウ」と呼ばれ、始めての試みではなかった。なぜなら毎シーズン同じようなオーナーが現れ、不幸な目にあった車を回収しているからだという。

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■ドローンが捉えた水没の様子

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(文/Sirabee 編集部・びやじま

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