21歳でギネス世界記録認定の長寿チワワ 飼い主が語る「健康で長生きするコツ」
栄養を強化した餌やおやつなど、何か特別なものを与えているのだろうか。
チワワの平均寿命は、15歳前後といわれている。ところがアメリカ・フロリダ州には、21歳という大変長寿なオスのチワワがいるそうだ。『NBC Miami』『NEW YORK POST』などが報じ、注目を集めている。
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■『ギネス世界記録』も認定
話題のチワワは、フロリダ州のグリーンエイカーズという町に暮らすジセラ・ショアさんの愛犬トビー・キース。今年1月9日に21歳の誕生日を迎え、3月16日の21歳66日目に、現存する世界一の長寿犬として『ギネス世界記録』に認定された。
それまで犬の長寿世界最高記録は、オーストラリア・ヴィクトリア州で暮らしていたオーストラリアン・キャトルドッグのブルーイーで、1939年11月に29歳5ヶ月で天に召された。トビーがその記録を超えられるか、注目が集まりそうだ。
■生後数ヶ月で譲り受ける
飼い主のジセラさんは、生後数ヶ月で動物保護団体の「ペギー・アダムス・アニマル・レスキュー」に持ち込まれたトビーの里親になり、自宅ではいつも一緒に過ごしているという。
ジセラさんはもともと同団体で20年にわたりボランティアとして活動しており、150匹以上の保護犬の世話にあたってきたなか、「子犬が誕生したがどうしても育てられない」という高齢者から譲り受けたそうだ。
■特別なことは何もしていない
犬の世話においてはプロであるジセラさんゆえ、長生きさせる特別な秘訣を知っているのかもしれないと考えたメディアが、取材を試みた。だがジセラさんは、栄養を強化した餌やおやつなど特別なものは与えていないという。
毎朝6時30分に起きて最初の散歩に出かけ、夕方の散歩はやや短め。定期的な散歩と野菜、米、鶏肉の健康的な食事、そしてたっぷり注がれる愛情が長生きの秘訣だと信じているとのこと。取材では「おやつは特に七面鳥が好きで、甘いものは決して与えません」と話している。
■よく遊び、よく眠る
きわめて丈夫な遺伝子に恵まれたと思われがちなトビーだが、心臓病と診断されていた。しかしジセラさんは「いつの間にかチワワの平均寿命を超えたので、そんなに悪くはないようです」と嬉しそうに話す。
家庭内ではオウムやヨウム、そして7歳のアメリカン・ブルドッグのルナと3歳のチャイニーズ・クレステッドのララとにぎやかに暮らしているトビーは、とても明るくフレンドリーな性格。よく眠り、よく遊ぶそうだ。
■長寿のチワワと飼い主の女性
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)