小型旅客機のドアが上空で突然開く重大事故 手すりが飛びプロペラを破損する事態に

けが人がいなかったものの、乗っていた人たちにとってはトラウマになるレベルだろう。

2022/04/22 16:30

■左側のエンジンを停止

しかしこの重大事故は、それだけでは終わらなかった。ドアは飛行中の強い風を受けてものすごい勢いで開いたため、その衝撃で手すりが取れてプロペラに激突してしまったのだ。

プロペラの破損を知ったパイロットは、左側エンジンとプロペラの停止を余儀なくされ、右側エンジンのみで飛ぶことに。20分後となる午後2時、目的地のリオ・ブランコ空港への無事着陸に成功した。

パイロットを始め、ドアを抑えていた男性たちに世界中から称賛の声が相次いでいる。


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■機体は修理され再び空へ

「EMB 110 バンデランテス」はブラジル軍も使用しているといい、商業用としてはリオ・ブランコ・エアロタクシー社により運航されていた。

同社の広報担当者は、「再発防止のため、データはCENIPA(ブラジル空軍の航空事故調査予防センター)に送られました。現在原因を調査中です」とメディアに話している。

また、機体はすでに修理され、近いうちに再びフライトに使用される予定だという。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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