小型旅客機のドアが上空で突然開く重大事故 手すりが飛びプロペラを破損する事態に
けが人がいなかったものの、乗っていた人たちにとってはトラウマになるレベルだろう。
ブラジルの小型旅客機が上空を飛行中、いきなり機体のドアが開いてしまうという恐怖のアクシデントに見舞われた。それがきっかけで、片方のプロペラも破損。その緊迫した瞬間を、イギリスの『Metro』やインドの『Indiatimes』が報じている。
■12名を乗せた小型プロペラ機
アクシデントに見舞われたのは、双発プロペラ旅客機の「EMB 110 バンデランテス」。旅客機メーカーとしては世界第3位のブラジルのエンブラエル社が製造した。
今月14日、乗客12名を乗せた同旅客気はブラジル・アクレ州のリオ・ブランコ空港に向かうため、同州のジョルダオ空港を午後12時半に離陸した。
■ドアがいきなり全開に
乗客によると、離陸から間もなく機体から異音が聞こえたといい、しばらくすると前方左側のドアが突如全開に。ドアのサポートケーブルが切れたことが原因だった。
男性の乗客2名がなんとかドアを閉め、目的地の空港に着陸するまでの約20分間、ドアが開かないよう必死に抑え続けた。けが人は報告されていないという。