どん兵衛の新商品「沖縄そば」 後半一気にクオリティ上がる最高の仕掛けが…
どん兵衛の「沖縄風そば」が新発売。「沖縄に行った気になれる」と好評の声があがっていて…。
18日、「日清のどんどん兵衛 沖縄風そば」が発売された。これまで、さまざまな味を出してきたどん兵衛だが、沖縄そばは今回が初めて。
気になる新商品を食べてみると、時間が経つほど「あるアイテム」によっておいしさが増して…。
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■沖縄をテーマにしたイベント
沖縄県が5月15日に本土復帰50周年を迎える。そんな記念すべき年とあってか、最近沖縄をテーマにしたイベントが目立つ。
セブンイレブンやミニストップは沖縄の調味料を使った食品や関連フードを販売する「沖縄フェア」を開催中。現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』も沖縄をテーマにした作品だ。
そんな「沖縄ブーム」に日清食品のどん兵衛も参戦した。
■沖縄そばをどん兵衛流に
どん兵衛は、1976年の発売以来即席カップ麺市場のうどん、そばで圧倒的な人気を誇ってきた。今回新しく発売した「沖縄風そば」は、郷土料理である沖縄そばをどん兵衛流にアレンジしたもの。
値段は193円。沖縄そばは「そば」という名前だが蕎麦粉は使用せず、かんすいを使っていて、ジャンルとしては中華麺に該当する。麺は白く、うどんに似ており、どん兵衛との相性はよさそうに見える。
■後半さらにおいしい「アイテム」
期待の新商品が登場した数日後、どん兵衛の「沖縄風そば」を購入し、食べてみることに。中には、お湯を注ぐ前に先入れする粉末スープとかやく、後入れする紅生姜が入っている。
本来、お湯を注いで5分待つのだが、記者は少し固めが好きなのでいつも1分早めの4分でふたを開ける。よく混ぜて、まずはスープをひと口飲む。
…かつお出汁が利いたあっさりしたスープだ。沖縄そばは豚出汁とかつお出汁をベースにしているが、中には豚の風味が強めなところもある。どん兵衛はどちらかというとかつおが強いように感じた。
豚特有の匂いはせず、あっさりしている。麺は通常のどん兵衛よりもウェーブ感が強く、食感は沖縄そばに近い。具は、かまぼこ、卵、ネギ、肉に近い大豆たん白加工品が入っている。
麺の食感やスープなど再現度はかなり高いが、さすがに本家のスペアリブやラフテー(三枚肉)を入れるのは難しかったようだ。しばらく食べ進めると、紅生姜がいい風味を出していることに気づく。
お湯を注ぐ前は乾いているのだが、食べているうちにお湯で戻され、時間が経つほど生姜のほどよい辛味と香りが利いてくる。もちろん、麺やスープが主役なのだが、後から全体の味を引き締めてくれる「アイテム」のおかげで、後半さらにおいしくなるのだ。
■絶賛する声が続々
ネット上でも、「基本の味つけはどん兵衛だけど、ほんのり沖縄そばの風味があって、 どん兵衛ファンの私には食べやすい味だった」「お出汁が沖縄そば風で再現度高い」「本格的で沖縄行った気になれた」「買いだめしたくなるくらいおいしかった」など、絶賛する声があがっている。
ちなみに、この商品は全国で販売しているが、地域によって差があるのか、場所によってはコンビニやスーパーに置いていないことがあるため、買う際は注意が必要だ。(記者も最寄りのコンビニやスーパーを6軒回っても見つからなかった…)
どん兵衛とっておきの一杯をすすれば、沖縄気分を味わえるはず。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)