パニック発作を起こした男性が会社を提訴 「誕生会はやめて」の要求通じず

同僚・上司との会食が好きな人も入れば、中には本当に苦手な人も…。

■上司に批判され解雇

その翌日に開かれたミーティングで、上司は会を振り返り男性の態度を批判。「同僚の楽しみを奪ったも同然だ」と言われた男性が再びパニック発作を起こしたため、上司は休みを取るよう命じた。

それに続き、上司は男性について「腹を立てている」「暴力をふるう可能性もある」と判断し、いきなり解雇を言い渡した。これにより収入源を絶たれた男性は、会社を相手取り訴訟を起こした。


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■男性が勝訴

裁判所は、逸失利益、精神的苦痛に対する損害賠償などとして総額45万ドル(約5,700万円)を男性に支払うよう会社に命じた。

なお会社側は解雇を前に男性が荒れたことなどを公表し、「むしろこちらは被害者」と主張したが、男性の弁護士はそれを否定。脅威になるどころか、むしろ素晴らしいスタッフだったと強調している。

会社に悪意はなかったかもしれないが、うっかりリクエストを忘れて誕生日会を主催したばかりに、双方ともに大変な目にあってしまった。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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