子連れでカフェに入ると隣の客が「非常識で恐ろしい母親」 悩む女性に世間は賛否
親にも息抜きは必要だ。家族連れには温かい目と、ある程度の理解が必要だろう。
少子高齢化が加速的に進んでいる日本。先進国でありながら、「子育てのしにくさ」は世界的に有名だ。だが、海外でも子連れでレストランやスーパーマーケット、公共交通機関を利用した際、周囲から冷たい視線を浴びた経験がある親は少なくないという。
幼い子を持つ親なら思わず共感する話題について、イギリスの『Mirror』が報じている。
■カフェで息抜きしたかった
海外の人気掲示板『Reddit』に、このほど「子連れでカフェに行ったのですが…」という書き込みがあった。
投稿主の女性は自ら会社を経営し、1日中自宅で仕事をしている。さらに幼い子供を育てながら、大学院の学位を取得すべく勉強も。しかし夫は仕事で帰りが遅く、ワンオペ育児の日が多いそうだ。
ストレスフルな毎日を送っている彼女の息抜きは、娘を連れてショッピングモール内にあるカフェに行くことだったという。
■娘は歩くのが楽しい年頃
店員とも顔なじみになり、彼らはもうすぐ1歳になる幼い娘にもよく話しかけてくれる。子連れでも愛想よく接してくれるため、女性にとっては心地よく過ごすことができる貴重な場所だった。
だが、最近歩けるようになった娘は、カフェの店内を落ち着きなくウロウロするようになった。ベビーカーに座り、興味津々に周りを見つめ、おもちゃやお菓子で大人しくしていた時期は過ぎてしまったのだ。
■女性なりに配慮も
そこで女性は、他の客の迷惑にならないよう空いている時間帯に出かけ、できるだけ端の席に座るよう配慮。また30分以上は滞在しない、仕事をしている客の近くには寄らないなど、気を使っていた。
そんなある日、隣のテーブルに座っていた高齢女性から「子供をこんな場所に連れてくるなんて、あなたは非常識で恐ろしい母親ね」と言われたそうだ。
傷ついた女性は、掲示板の人たちに「好きなカフェに行きにくくなってしまいました。やはり遠慮すべきでしょうか?」と意見を求めている。
■「子連れカフェ」はあり?
すると掲示板には「子供にとっても、外出は社会性を身につける大切な場」「周りに気を使っていて素晴らしいママ」「ショッピングモール内のカフェなら子連れ家族も大歓迎」と女性を擁護する声であふれ返った。
だが、少数派ながら「落ち着きたくてカフェに行くのに、そこで子供が騒いでいるのは嫌だ」「子供がウロウロして熱いコーヒーにぶつかったりしたら大変」と、子連れは反対という声も。
また、「カフェで仕事をする人も増えたから、ある程度の静けさは必要かも」という声もある。子連れカフェ論争は、世界中で起きているようだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)