犬専用の水洗式“公衆トイレ”がネットで話題 「設置場所」は意外なスポットに…

ツイッターで話題を呼ぶ「犬用」の公衆水洗トイレ。設置場所を求めて記者は都会を歩き回った…。

■犬が集まる「あの場所」に…

ドッグトイレ

すでに日没。途方に暮れていた時、とあることを思いついた。犬が集まり、かつ一時的に外で待機させておく必要がある“動物病院”や“ドッグカフェ”である。ここに犬用の水洗トイレがあればきっと役立っているはずだ。

ドッグトイレ

リサーチすると、駅から徒歩10分ほどの場所にある蔦屋書店やレストランが立ち並ぶ商業施設エリア「DAIKANYAMA T-SITE」内に、ドッグガーデン、動物病院を併設したペットグッズショップが存在する。ここしかない…!

ドッグトイレ

店を直撃するためT-SITE内を歩いていると、植え込みの隙間に設置されたこの機器を偶然発見。ネットでは「都会の公園にこんなのがあるなんて…」という驚きの声が多かったため、記者もきっと町中の公園にあると思いこんでいたが、それは違ったのだ。そんなこんなであっけなく感動のフィナーレを迎え、捜索は終了した。


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■水は一定時間で停止する仕組み

ドッグトイレ

調べてみると、この水洗トイレは、人間用の公衆トイレや犬用遊具、ファニチャーを手がける信建工業(本社・静岡)の製品「ドッグトイレ」だと判明。

ボタンを押すとポールを洗うように水が吹き出し、排水溝に向かって流れていく。そして一定の時間が経つと水は自動で止まる仕組みだ。流しっぱなしの心配がなく、かつ毎回洗浄されるので衛生的。水量は思ったより少ない。

一般的に犬は縄張りの主張や異性パートナーを求める際、おしっこで情報を残す「マーキング」行為を行う。一匹の犬がマーキングした場所に、他の犬がさらに“上書き”マーキングする行動もごく自然なことで、このドッグトイレにおしっこを集中させれば、ショップ立ち並ぶ敷地内で粗相をすることが減少するはずだ。現に敷地内には犬を連れている人がチラホラおり、あえてこの前を通過させていた。なるほど…!

同社HPによると、東京・町田市にある商業施設「南町田グランベリーパーク」などにも同機器は設置されているとのこと。愛犬家のかたはぜひ今後注目して欲しい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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