ベトナムに世界最長ガラス張りの橋が誕生 「これは絶景」と動画も話題に
中国湖南省の「張家界大峡谷玻璃橋」より、202メートルも長いスカイウォークが誕生。
ベトナムで建設されていた世界最長となるガラス張りのスカイウォークが、ついに完成した。一般観光客へのお披露目は今月末となるが、一足先にYouTubeに動画がアップされ、「想像を絶するダイナミックな経験になりそう」「高所恐怖症の自分は絶対にムリ」と早くも話題を呼んでいる。
■ 観光客を魅了してきた高原
『VN Express』などが伝えたところによると、そのガラス張りの橋が建設されたのは、ベトナム・ソンラ省に広がるモクチャウ高原の一角。ハノイから西方に200km離れ、移動時間は7時間だという。
標高1,050メートルを越えるモクチャウ高原は、フランス人が開発したダラットと呼ばれる避暑地。山岳地帯ならではの雄大な景色、ベトナムらしい棚田、滝のある景色、美しい花、おいしい果実などが楽しめるとして、近年観光客の間で認知度を少しずつ上げていた。
■3層の超強化ガラス厚みは40ミリ
その橋の名称は、英語では『Bach Long』。全長は2,073.5フィート(632メートル)、地面からの高さは最大で500フィート(152メートル)を誇っている。吊り橋の建設にあたったのは韓国の企業だ。
そしてデッキを施工したのは、ガラスを多様する建築物では世界トップのフランス・サンゴバン社。厚さが40ミリもある3層の超強化ガラスが使用されたが、安全確認のため、一度に渡れるのは当面500人のみと制限するそうだ。
■中国の張家界大峡谷玻璃橋を超える
モクチャウ高原観光局のホアン・マン・デュイ氏は、ソンラ省はベトナムのなかでも非常に貧しい地域とされていただけに、「これをきっかけに、世界中から観光客が集まることを期待している」と話す。
これまで世界最長のガラス張りスカイウォークは、中国湖南省にある全長430メートルの張家界大峡谷玻璃橋だった。デュイ氏は「それより202メートル長いことが、『ギネス世界記録』にも認定されたところです」と嬉しそうに報告している。
■世界最長のガラス張り歩道
・合わせて読みたい→HeySayJUMP・有岡大貴、来年の抱負を絶叫 アイドルらしからぬ内容にツッコミも
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)