吉野家、10年かけて開発した「新商品」発表イベント急遽中止 失言騒動を受け
取締役の「失言」で批判の声が上がっている吉野家。19日に予定されていた新商品発表会も急遽中止となった。
吉野家が19日に実施を予定していたマスコミ向けイベント「吉野家『親子丼』発売/新CM発表会」を急遽中止することを発表。「当社役員の不適切発言に関する一連の状況を鑑み」と理由を説明している。
■常務取締役の言葉
問題となった発言は、16日に開催された早稲田大学の社会人向けマーケティング講座でのこと。
講師役として登壇した同社常務取締役本部長が「生娘シャブ漬け戦略」と称した若年女性向けマーケティング戦略について言及し、それが一部メディアで報じられることになった。
■「厳正に対応」
18日、吉野家は常務取締役本部長の発言を認め、公式に謝罪。
「講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」とし、「本件を受け、社内規定に則って当人への処分を含め厳正に対応を進めてまいります」と発表した。
■親子のエピソードトークも
19日に実施予定していたイベントは、同社が約10年かけて開発した新商品「親子丼」の全国販売を発表するもので、会場にはタレント・藤田ニコルが登場し盛り上げる企画。
親子丼の実食レポート、さらにはCMの見どころや裏話、“親子”をテーマにしたトークセッション等が予定されていた。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)