小2の我が子の算数テスト、模範解答が謎すぎる… 「理解できない」と親もギブアップ
子供の算数の宿題、丸付け中に回答を見ると…。親でも首を捻ってしまう内容に、疑問の声が寄せられているのだ。
自身を「文系」と認識する多くの人々にとって、「数学」はどうも苦手意識が拭えない存在の一つ。とはいえ、小学校で学習する「算数」のレベルであれば、まだ抵抗が少なく感じられることだろう。
しかし小学校の「算数」の設問に対し、保護者からは疑問の声が噴出しているのをご存知だろうか。
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■一見すると難しさを感じないが…
今年1月、ツイッターユーザー・わらじかずおさんは「小2の子供の冬休みの宿題解いてるけど、だいき、りくも丸じゃないの? 算数詳しい人教えて! 拡散お願いします!」とつづったツイートを投稿。
ツイートには算数の学習教材の一部分が写った写真が添えられており、「9×7の しきに なる もんだいを 作りました。正しい もんだいに ○を 書きましょう」という内容の設問が確認できた。
こちらの設問では「だいき」「あすか」「りく」という名前の児童らがそれぞれ、長いすやボール、リボンに着目したかけ算の問題を出題しており、その中で「9×7」の数式として成立しているものにマークをつける…という、お馴染みの「正誤問題」である。
■奇妙な回答に疑問噴出
わらじさんの娘は「長いすが9つあります。1つの長いすに7人ずつすわると、みんなで何人すわれますか」記された「だいき」少年の問題が該当すると判断し、○を付けたのだが…回答を見ると「りく」少年の問題が正しいことが判明。
こちらは「リボンを1人が9cmずつつかいます。7人分では、何cmいりますか」という内容のもので、確かに「9×7」が成立するが、それを言うならば「だいき」少年の問題も正しいのではないだろうか。
ツイート投稿主のわらじさんは娘の宿題の丸つけの最中にこちらの問題に遭遇し、娘もかなり困惑していたという。当時の心境について尋ねたところ「親としても答えに納得がいかず、上手く説明できなかったため、ツイッターで助けを求めた次第です」というコメントも見られたのだ。
わらじさん同様の疑問を抱いた人はかなり多く、件のツイートには「確かに、だいきの問題も正しいでしょ」「答えが一つしかないっていう条件が意味不明すぎる」「これは超算数ですね」といった反響の声が多数寄せられている。
またわらじさんの他にも、よく似た設問に関する疑問のツイートを投稿する親は少なくないのだ。
子供のテスト、式がなぜ×なのかマジでわからんww pic.twitter.com/2zXaXJEW1S
— 小野敦之(あっくん)【大阪ノンジアミンカラー(ノジア)美容師】 (@atussy0906) January 19, 2022
こちらの「正誤問題」をめぐり、前出の教材を発行する出版社および、数学に造詣の深い東京大学大学院生に詳しい話を尋ねたところ、衝撃の事実が明らかになったのだ…。